日本マイクロニクス、量子電池「バテナイス」研究開発を中止へ
2020年8月17日 21:52
日本マイクロニクスは8月11日、リチウムイオン電池とも電気二重層キャパシタとも異なる電池を目指して開発してきた「battenice(バテナイス)」の開発中止を発表した。バテナイスはリチウムイオン電池並のエネルギー密度と電気二重層キャパシタと同等の充放電速度と寿命を持つことを目的としており、メーカー側は量子電池を名乗っていた(日本マイクロニクスリリース[PDF])。 しかし、2015年段階でエネルギー密度と出力密度の目標性能が10分の1以下しか達成できておらず、研究開発体制を変更するなど実現性は危ぶまれていた模様(2015年のリリース[PDF]、 MONOist)。