“Chrome ウェブストア”の不明瞭な審査に不満の声
2020年8月5日 08:46
Chromeウェブストアといったアプリストアの審査ポリシー体制に違反したと通告された場合、再承認を受けるには非常に多くの時間と手探りでの修正が必要だ。Notaは7月29日、スクリーンショット共有ツール「Gyazo」を再公開したが、再公開が可能になるまでには約2か月を要したという(窓の杜)。 同ツールは5月7日にポリシー違反があると通知を受けた。14日間以内に問題を解決しない場合、ストアから拡張機能が削除される。同様のトラブルとしてPushBulletの事例があったことから、同社はそれを参考にコード変更や権限を削除する修正を行ったものの、Googleからは再承認を受けられず、時間切れになって拡張ツールは削除された。 Chromeウェブストアチームにも問い合わせたが、具体的な違反箇所や内容は教えてもらえなかったという。手探りで修正を行った結果、結局問題となっていた部分は「Gyazo」のURLをMarkdown形式に変換する処理が、Single Purposeポリシーに違反していたと判断されていたようだ。同社は当初、この機能をデフォルトで無効化したが承認は得られなかった。しかし、削除した場合は審査を通過したとのこと。