VW、新たなコンパクト・クロスオーバーSUV「T-Roc」を発売
2020年7月26日 19:35
フォルクスワーゲン(VW)ジャパンは、新たなクロスオーバーSUVの「T-Roc(ティーロック)」の発売を発表した。グレードは4種で価格は、384.9万円~453.9万円だ。
新型「T-Roc」は、クーペのようなボディスタイルでスタイリッシュなデザインが特徴。VWの生産モジュールMQB(Modularer Querbaukasten)の採用で、日本の道路環境に最適なボディサイズと、コンパクトなサイズながら広い室内空間を実現した。
パワートレーンは2リッターディーゼル・TDIエンジンを採用し、上級モデル譲りの先進安全装備を全グレード標準装備。力強いデザインなどSUVの魅力に、街中での取り回し性の良さ、スポーティな走りといったハッチバック車の魅力を内包したクロスオーバーSUVだ。
VWでは日本のSUV市場に「Tiguan」「T-Cross」に加えて、今回新型「T-Roc」を導入することで、多様化するSUV マーケットのニーズに応えるという。
新型「T-Roc」のデザインは、ミッドサイズSUV「Tiguan」から受け継がれた、新しいVW・SUVのDNA を受け継ぎ、ダイナミックで都会的なスタイルとなった。LEDデイタイムランニングライト が組み込まれたフロントバンパーは、ヘッドライトと一体感のあるラジエーターグリルによりワイド感を強調。また、大型エアインテークとアンダーボディガード、リヤディフューザーによりSUV らしい力強さもアピールする。
サイドはクロームトリムで強調されたロングルーフが流麗なシルエットとなり、スタイリッシュなデザインを実現した。
VWの生産モジュール「MQB」による堅牢なプラットフォームの「T-Roc」のボディサイズは全長×全幅×全高4240mm×1825mm×1590mmで、全長と全幅は最量販車種であるVW Golfとほぼ同じだ。同時に、広々とした居住性とクラストップレベルの445リッターの荷室を有し、後席のシートバックを倒せば最大1290リッターに拡張できる高い実用性も持ち合わせる。
搭載する2.0 TDIエンジンは、最高出力110kW(150ps)/3500-4000rpm、最大トルク340Nm/1750-3000rpmを発揮し、2ペダル7速DSGを組み合わせ、クルージング時には低い回転数を保ち燃費を向上させ、必要とあれば、どこからでも力強い加速を提供する。また、WLTCモード燃費で 18.6km/リッターと経済性にも優れる。
運転支援システムも充実している。先行車を完全停止状態まで自動追従して走行するアダプティブ クルーズコントロール”ACC” (全車速追従機能付)、プリクラッシュブレーキシステム”Front Assist” (歩行者検知対応シティエマージェンシーブレーキ機能付)などの上級モデル譲りの先進安全装備を 全車標準装備。さらに、ナビゲーション機能やオーディオシステムに加え、コネクテッドカーとしての機能があるVolkswagen純正インフォテイメントシステム“Discover Pro”や、画面全体に ナビゲーションマップを表示することができるデジタルメータークラスター“Active Info Display”などの 快適装備も全グレード標準装備とし、高い安全性や快適性を実現した。(編集担当:吉田恒)