英語学習の目的は何 折にふれ再確認し効果を高める
2020年7月16日 07:43
「なぜ英語を学習するのか」、目的や目標がはっきりすれば学習意欲が変わってくる。長く英語を勉強していると、上達に合わせて目的も違ってくるだろう。「なぜ英語を勉強するのか」「英語を上達してどうなりたいのか」をはっきりさせて学習計画を調整しよう。モチベーションがはっきりすれば学習効果は大きく変化する。
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■目的
英語学習の目的はさまざまであろう。
・ネイティブのようによどみなく英語を話したい
・ビジネスで簡潔に指示を出したい、コミュニケーションを取りたい
・英語で小説を読みたい
・大量の論文や契約書を読む必要がある
・短時間で情報収集したい
・素早くニュースや新聞記事を理解したい
・映画や海外ドラマを英語で楽しみたい
・留学のためにTOEFL対策
・TOEICの点数を上げる必要がある
・友人との会話を楽しみたい
・SNS投稿を英語でしたい
など色々な理由があるはずだ。ではどんな学習法をすればいいのかを見てみよう。
■学習ジャンル
英語学習では英単語と英文法。さらに4つの技能、リーディング、リスニング、スピーキング、ライティングにわけて学習しよう。
英単語は英語の基礎である。高等学校修了のレベル4000~5000語を基本として覚える。ちなみに英検2級の単語数が5100語だ。目的別に必要単語数は変化するので英単語は積極的に増やしたい。
英文法も英語の基礎となる。文法の本を最初から最後まで勉強することで英語の構文を把握しよう。薄い文法本を短期間でやり終えれば達成感も感じられる。単語と文法がわかれば文章の理解が容易になる。
リーディングで大量に読むには「パラグラフ・リーディング」を練習する。重要なことは段落の始めに書いてあることが多い。段落の冒頭に注意して意味をつかむ練習をしよう。
リスニングでは精聴と多聴の両方をする。精聴はディクテーション。多聴は映画や海外ドラマ、ラジオ(Podcast)を利用して大量にリスニングをしたい。
スピーキングは自分の考えをまとめて話す練習をする。どんな人と何を話したいのか、そのためのフレーズや単語を集めながら学習する。ライティングは構文を学んで自分の伝えたいことを書く練習をする。添削を受けると上達するので利用したい。
スピーキング、ライティングともに仕事の指示、報告書、お店への問い合わせ、友人へのメールなど目的に合わせて単語やよく使う構文をまとめておくと便利である。
■プラス思考
最後にプラス思考を足したい。忙しい毎日の中で第2外国語を勉強するなんて前向きだと自分をほめること。英語を話せない人が多いのに、英語学習していることは素晴らしい。まだ自分の理想のレベルに達していないとしても、継続しているだけですごいことである。
英語学習は成果の見えないときも多いが、続けることで成長する。随時、目的や目標を再確認しながら勉強していきたい。(記事:鵜飼圭・記事一覧を見る)