漫画の海賊版サイトを糾弾していた出版社代表が海賊版作成に関与
2020年7月14日 08:57
あるAnonymous Coward 曰く、 やや旧聞になるが、海外の漫画海賊版サイトをTwitterで問題提起し閉鎖に追い込んだことで話題を呼んだ「イロ鳥コミックス」の高橋温社長が、自らも海賊版作成に関与していたとして問題になっている。 Torrentfreakによると、高橋氏は、権利者に無断で漫画の翻訳を投稿する「Shinmai Maou」グループと密接な関係があるとのこと。高橋氏は3年前、自らも翻訳作業をして同グループに協力していたが、それが明るみに出た後、すぐに同グループのサイトから名前が抹消された。しかし、すでに魚拓が取られており、Reddit上で騒ぎになったとのこと。 取材に対し高橋氏は、そのグループは公式の英訳が発売されていない古い作品のみを翻訳しており、海賊版とは思っておらず、英語の漫画産業の基礎はこのようなファンの翻訳で築かれてきたと語っている。また、集まった寄付の一部を原作者に送っているとしている(Torrentfreak)。