独自設計CPU搭載のMac mini、ベンチマークスコアが流出
2020年7月3日 17:39
あるAnonymous Coward 曰く、 新型MacにはこれまでのIntel系ではなく、独自開発のARM系プロセッサが搭載されることはすで発表済み(過去記事)。現在、開発者向けに第3世代iPad Proとほぼ同じA12Zプロセッサを搭載したMac miniが有償で貸し出し中だそうだ。 開発機のスペックはITmediaの記事によれば、Apple A12Z Bionic、メモリ16GB、512GB SSD、USB-C x2(USB3.2 Gen2)、USB-A x2、HDMI 2.0、802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 5.0、Gigabit Ethernet。 この開発用Mac miniを使ったベンチマークテストが各所で流出している模様。性能比較にはGeekbench 5 for Mac (Intel) で計測したCPUベンチマーク結果が使われている。開発者用のPCに入っているRosetta 2のベータ版を使って仮想的にGeekbenchを走らせているという。 結果としてはシングルコアでのスコアは平均で800~850ほど、マルチコアでのスコアは3000弱が並んでいる。iPad Pro 11-inchのiPadOSネイティブ版であるGeekbench 5 for iOSと性能を比較するとCPUのシングルスコアで25%、マルチスコアで37%ほど低い成績となっているそうだ。開発版に付属するRosetta 2は初期ベータ段階であることから本来の実力はまだ出し切れていない模様。一方でネイティブGPUに関しては、Pad Pro 11-inchに近いベンチマーク結果に近い性能が出ている(ITmedia、GIGAZINE)。