通勤中に聞くポッドキャストで英語力を飛躍的に向上させる方法

2020年6月30日 07:33

 英語学習の方法はさまざまだが、誰もが楽しみながら英語力をアップできれば、それに越したことはないと考えるだろう。海外ドラマやYouTube、ポッドキャストで英語に触れている人も多いはずだ。だが、単に視聴するだけの受身の姿勢でどれほど学習効果があるのだろうか。今回は、受動的な「ながら見」や「ながら聞き」では大きな効果が望めないことと、ではどうすれば、通勤時間などでも最大限の学習効果を得られるのかを紹介する。

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■受身の姿勢では学習効果が望めない

 通勤中にポッドキャストなどで英語を聞いているビジネスパーソンは少なくないはずだ。しかし、そのことによってあなたの英語力がどれほどアップしたか、具体的に示すことができるだろうか。「毎日英語を聞いているから、英語力も付いているに違いない」と思いたいところだが、残念ながら多くの場合、気のせいに過ぎない。気のせいでないのなら、具体的にその時間で何を学んだか挙げられるはずだ。

 もし何も挙げられないのなら、単なる「ながら見」、「ながら聞き」であって、その時間の学習効果はたいしてないと思ってよい。純粋にエンターテイメントとして楽しむ分にはよいが、限られた時間で効率的に英語力を高めようというのなら、ながら勉強ではなく、動画でも音声でも学習対象に全集中力を注ぐべきである。

■通勤時間の学習効果を上げる方法

 とはいえ、それほどハードルの高いことではない。ポッドキャストを例に挙げると、これまでは1回通して聞いて終わりとしていたものを、1つでも気づいたことを書き留めると意識するだけでよいのだ。面白いと感じたこと、未知の単語、知ってはいるが使ったことのないフレーズなど何でもよい。1回の視聴時間で何か1つはメモしようと思うだけで、聞こえてくる英語に対する集中力が段違いに上がる。

 これならテキストやノートを広げる余裕のない通勤中でもできるだろう。もう少しレベルが進めば、気になるフレーズのところなどで一旦停止して、聞いた英語を自分で繰り返してみよう。電車内で声が出せないのなら、口パクでも脳内だけでも聞いた英語を再現する努力をしてみる。

■要約に挑戦してみよう

 最後に、少々骨が折れるが学習効果がてきめんに上がる方法を紹介する。それは、自分の言葉で視聴した内容の要約を作ってみることだ。

 というと、「とても自分の英語力ではできない」と感じる人もいるだろうが、最初から高度なことを目指す必要はない。最初はシンプルにワンセンテンスの積み重ねでよいので、何とか視聴した内容を英語で伝えようとしてみてほしい。毎回この意識で取り組むうちに、たとえ通勤時間の限られた状況でも、これまでただ消費されていただけの時間が、英語力向上のための有意義な時間に変わるのである。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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