授業が楽しくなる! シンプルで簡単な成績の良い子がやっている予習法
2020年6月21日 19:15
勉強の基本は、予習、復習といわれているが、授業についていけない子ほど、「予習」をしていない。逆に成績の良い子は、「予習」を大切にしているという。とはいえ、時間をかけて先に勉強を進める、という訳ではなく、意外とシンプルなことをやっているのだ。
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この方法は、実に簡単で、誰でも今日から始めることが出来る。それだけで授業がよく分かり、脳の定着も良くなるという。
■単純に「教科書を読む」だけ
それは授業の前日に学習する内容の「教科書を読む」ということ。予習を日課としている子供たちは、受ける授業に対して「準備」を行っているのだ。
「予習」というと、まだ習っても無いことを自分で学習する「面倒なもの」と思われがちである。子供でも、何をすればいいのか分からないから、予習といわれても自ら進んで行うことは無いだろう。
■「何だ、そんなことか」では済まされないほど重要
しかし、受ける授業に対して「準備を行う」というのは大切なことである。何をするのか、何を勉強するのかが分からないまま授業を受けても、ほとんど内容が頭に残らないからだ。自分が何をしているかという目的意識が無いと、積極性に欠けた学習となり、授業内容に興味が薄れてしまう。
特に、学校の授業についていけない子供は、先生が話している内容がよく分からないまま、どんどん授業が進んで行く。はじめて聞く言葉や単語にオロオロしている間にも、黒板をノートに一生懸命に写さなければいけない。なじみの無い言葉が多いので書き損じも多く、消したり書き直したりしていると、授業の内容が入ってこなくなる。
こうして授業を受けるのが辛くなり、勉強に対して苦手意識を持ち、さらに授業が分からないという悪循環に陥ってしまう。
■頭の定着率の違い
しかし、何となくでも授業の全体図を知っていると、少なくとも「取り残される」ことが無くなる。新しく習う言葉や単語もあらかじめ把握しておくことで、先生が何を言っているのか理解できる。ノートに書き記す際も、多少はなじみがあるので余裕が出来る。
なによりも、予習を1度入れることで、学習した内容を忘れにくくなる。勉強や暗記は「回数」が決め手となるからだ。何回、その言葉に触れたかで、頭の定着がかなり違ってくる。もちろん、意味が分からず聞いた言葉と、意味を把握して聞いた言葉では、かなりの差が生まれる。
「教科書を読む」ことは、シンプルだが、多くの人はやっていない。だが、やるだけで確実に差が出る。たった数分の予習が授業を分かりやすくするならば、子供も勉強が「意外と簡単」と思ってくれるかもしれない。