お客さんとは・・・いつも命を奪いに来る者だけじゃないのだな!『勇しぶ』フィノの言動が面白い

2020年6月19日 07:53

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 勇者になるための専門学校を卒業、いよいよ勇者として魔王退治に出発だー!
ところがそこへ・・・。

 「魔王は退治されました」という通知が届き、勇者という職業は廃止となる。

 こうして、やむなく勇者予備軍たちは、別の職を探さねばならなくなった。

 勇者専門学校首席のラウル・チェイサーは、四苦八苦して、ようやく家電ならぬ魔法製品の量販店マジックショップレオン王都店に就職。

 そんなラウルのもとに、魔王の世継ぎを拒否した魔王の娘、フィノ・ブラッドストーンが職を求めてやってくる。

 接客もままならぬ魔王の娘さんの言動が面白い。

■接客言葉を覚えよう


 「少々お前の血をくださいませ!」

 いつも父親の言動を間近で見てきたフィノ。
魔王の娘さんには「少々お待ちくださいませ!」が言いにくいようです。

お客さんとは・・・ -『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』- いつも命を奪いに来る者だけじゃないのだな!画像引用元:©2013左京潤・戌角 柾・富士見書房/マジックショップ・レオン王都店

■黄金の斧を持った男が店内に乱入


 どう見ても強盗なのですが、フィノにとって魔王城では日常的に見慣れた光景のようで・・・。

 「いらっしゃいませー、金売り場ですね、ラウルー、金売り場ってどこ?」

 魔王の娘さんはお金や財宝を狙う輩も“お客さま”のようです。

■俺さまのお勧めの色


 若い女性客にピンク色の製品を勧めて、「かわいい色」と喜ばれたまでは良かったのですが、「まるで今取り出した脳みそのような、きれいな色してるだろ」と一言多く、逃げられてしまいました。

 魔王の娘さんは人の体の中にあるものは、全て美しいもののようです。

■研修も兼ねてお隣のコンビニへ助っ人


 コンビニおでんに物足りなさを感じたフィノ。
ソースやコーヒー、ケチャップなどを追加して魔王家の家庭の味を再現。
これが意外と美味しいと評判でした。
魔王の娘さんは意外と料理ができるようです。

 しかし、これはこのお店の味とは違うと却下されました。

 お客さんは、「この店のおでんの味」を求めて来てくださるのですから、勝手に味を変えてはいけませんよね。

■前半はコメディ、終盤はシリアス展開へ


お客さんとは・・・ -『勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。』- いつも命を奪いに来る者だけじゃないのだな!画像引用元:©2013左京潤・戌角 柾・富士見書房/マジックショップ・レオン王都店
 勇者制度さえ復活すれば、金も地位も安泰。
そのために魔王を復活させようと企む、勇者志望者たちが登場。

 終盤のフィノを巡ってのラウルの心の葛藤、勇者同志が繰り広げる熱い戦いも見応えありますよ。

 単純なハーレムアニメじゃないぞ!「 勇しぶ 」は元気が貰えるアニメだぞ!

(あにぶ編集部/百百太郎)

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