暗黒物質を探索するXENON実験チーム、想定外の事象を観測と発表
2020年6月18日 19:45
イタリア・グランサッソ国立研究所(LNGS)の地下実験施設で行われていたXENON実験の過程で、「想定外の事象」が観測されたことを研究者らが発表した(日経新聞、SankeiBiz、朝日新聞)。
この実験には、国内からは名古屋大学や神戸大学、東京大学などの研究者らが参加している。研究チームの発表によると、観測データから53の「謎の信号」が見つかったという。暗黒物質ではないようだが、未知の素粒子「アクシオン」を想定したシミュレーション結果と99.98%の確率で一致したとのことで、このアクシオンを検出した可能性があるそうだ。