「宝塚市立文化芸術センター」開館 芸術と自然に親しむ“庭園併設”の文化複合施設
2020年6月13日 20:19
文化複合施設「宝塚市立文化芸術センター」が、兵庫・宝塚に開館。これに合わせて、開館記念展「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」を、2020年10月18日(日)まで開催する。なお8月4日(火)までは、完全予約制で開館。以降の予定は、決まり次第告知される。
■文化芸術と自然にふれる
宝塚ファミリ―ランドと宝塚ガーデンフィールズの記憶を残す地に生まれる「宝塚市立文化芸術センター」は、文化芸術に親しむセンターエリアと、自然とのふれあいも楽しめる庭園エリアからなる複合施設だ。
センターエリアは、幅広い世代を対象とした展覧会を催すメインギャラリー、大型オブジェの展示やミニコンサートなどのイベントを開催するキューブホールに加えて、文化芸術や自然、宝塚に関する多彩な図書を取り揃えるライブラリーなどから構成される。一方庭園エリアは、植物や樹木の特性を活かして整備。四季折々の草花を楽しめる空間となっている。
■開館記念展では宝塚ゆかりのアーティストを紹介
宝塚市立文化芸術センターの開館を記念して開催される「宝塚の祝祭Ⅰ─Great Artists In Takarazuka─」は、世界で活躍する宝塚ゆかりのアーティスト6人を紹介する展覧会だ。
会場では、前衛美術グループ「具体美術協会」の代表的メンバーとして活動、独創的な絵本も数多く手がけた元永定正の版画作品や、1970年前後の美術運動「もの派」で中心的役割を担った彫刻家・小清水漸の《作業台-表面から表面へ―》といった作品を展示する。
そのほか、同館のロゴも手がけたデザイナー松井桂三、洋画家の辻司、現代美術作家の中辻悦子、建築家の宮本佳明らの作品も。宝塚在住のアーティストの作品を通して、豊かな文化を育む宝塚の魅力を紹介する。
■詳細
宝塚市立文化芸術センター
オープン日:2020年6月1日(月)
※当初は2020年4月19日(日)にオープン予定だったが延期
※6月1日(月)~8月4日(火)の期間は完全予約制(予約は公式サイトより)、なお、これ以後の入館制限については未定
※期間中に上記制限の内容を変更する場合あり
※庭園エリアは予約なしで利用可
住所:兵庫県宝塚市武庫川町7-64
アクセス:阪急「宝塚南口」駅から徒歩7分、JR・阪急「宝塚」駅から徒歩13分
休館日:水曜日、年末年始、その他臨時休館日あり
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで) / 庭園(メインガーデン) 10:00〜17:00
TEL:0797-62-6800
入場料:企画展・展覧会により異なる / 庭園・共用部分は無料
■開館記念展「宝塚の祝祭I─Great Artists In Takarazuka─」
会期:2020年6月1日(月)〜10月18日(日)
※当初は2020年4月19日(日)~6月14日(日)の会期を予定していたが、変更しての開催
会場:宝塚市立文化芸術センター メインギャラリー・キューブホール
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)
観覧料:一般 1,000円、中学生以下 無料
※キューブホール内デジタルアート作品の展示は 8月4日(火)まで
※来館に際しての注意事項は、公式サイトを参照
※宝塚市では「ヽ」のある「塚」を正式文字として使用することに統一しているが、記事内について、本施設および市名の表記について、ユーザーパソコンとの互換性の問題から例外的に「ヽ」のない「塚」を使用。