丁寧に言ったつもりが失礼になる!? キケンな英語5選
2020年6月13日 11:27
日本人は礼儀を重んじる人種である。言葉遣いも丁寧な言葉・フレーズを好む。英会話においてもこの傾向はよく見られる。しかしながら、実は自分では丁寧に言ったつもりでも、相手には丁寧に聞こえないフレーズがある。今回は特に日本人が使ってしまいがちな「キケン」な英語5選を紹介しよう。
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■Please sit down
このフレーズを使っている日本人がどれだけ多いことか。実はこれは「席に着きなさい」「席に着きましょう」といったニュアンスなのである。「どうぞおかけください」と言いたい時は「Please have a seat.」が良いだろう。
■Would you mind…?
相手に丁寧にものを頼むフレーズとして知っている人も多いのではないだろうか。これが時と場合によっては失礼になることがあるのだ。
例えば「Would you mind turning the volume down?」だと「大変申し訳ないが音量を下げてもらえないでしょうか?」と慇懃無礼になってしまう。簡単な頼み事には「Would you, Could you」などを使う方が自然だ。また特にアメリカ英語はフレンドリーな表現を好む為「Can you」を使うのがおすすめだ。
■You’d better…
「~した方が良い」またはnotを付けて「~しない方が良い」という意味だというのは英会話中級者以上なら知っているだろう。相手にアドバイスしたい時にこのフレーズを使う場合は注意した方が良い。なぜならこのフレーズにはしばしば、「~した方が良い。さもないと…」と幾分相手を脅すニュアンスが含まれるからだ。軽いアドバイスやおすすめは「should」「Why don’t you…」等で良いだろう。
■Please work harder
ビジネスパーソンであればぜひ覚えておきたい。このフレーズを使うと頑張っている社員のモチベーションを下げかねない。鼓舞したつもりが「もっと一生懸命に働きなさい」と言っているのだからだ。頑張ってほしいと伝えたいのなら「keep up the great work.」「You’re doing great job.」等のフレーズがおすすめだ。
■I’ll manage
英語中級者以上のビジネスパーソンであればお馴染みの単語だ。「どうにかして~する、なんとかする」という意味だが、そのつもりで「I’ll manage」と言うと上司に自分のやる気を上手く伝えることができないかもしれない。なぜなら、このフレーズには「やらなきゃならないなら、なんとかしますよ」というあまりポジティブではないニュアンスが含まれるからだ。上司からの依頼に対してやる気を示したいのなら「I’ll try.」「I’ll do my best.」等が良いだろう。
「習うより慣れよ」ということわざがある。語学も同じで、語学を学ぶというのは頭で覚えるよりむしろ体得することである。今回紹介したフレーズも頭で考えるより「実際に使う」「実際に使われているところを確認する」ようにして体得していこう。それが語学習得の近道である。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)