映画館「アップリンク京都」烏丸御池駅直結、計4スクリーン構成のミニシアターが新生“新風館”に

2020年6月12日 08:27

 映画館「アップリンク京都」が2020年6月11日(木)、京都・烏丸御池の新商業施設「新風館」内にオープンする。

■ミニシアター「アップリンク」が京都に進出

 1993年に映画の配給会社としてスタートした「アップリンク」が手掛ける同館は、2005年より東京・渋谷で運営しているミニシアター「アップリンク渋谷」、2018年末に吉祥寺パルコ地下2階にオープンした「アップリンク吉祥寺」に次ぐ、3館目の映画館。

 世界の映画祭で話題の作品をはじめ、アート系作品、インディーズ作品など、大作からアングラ作品までを幅広く配給・上映する「アップリンク」は、多くの映画ファンに愛されるミニシアターだ。

■地下鉄・烏丸御池駅に直結

 関西初進出となる「アップリンク京都」のオープン場所は、隈研吾が建築デザインを監修する「新風館」。同施設は地下鉄・烏丸御池駅に直結し、アジア初進出となる「エースホテル京都」の出店も決まっている。

その地下1階に位置する「アップリンク京都」は、レトロモダンな地下鉄の駅をイメージしたロビーと、それぞれ73席、60席、44席、38席のコンパクトな4つのスクリーンで構成。シアターの他、映像ギャラリー、壁面ギャラリー、マーケットを備えており、映画鑑賞に加えてカルチャースポットとしても楽しめる。漢方由来の「伊良コーラ」やクラフトビール、添加物の少ないソーセージを使ったホットドッグなど、こだわりのドリンク&フードにも注目だ。

■各スクリーンで異なる内装と、独自のサウンドシステム

 各スクリーンには、それぞれコンセプトの異なる内装を採用。また「アップリンク吉祥寺パルコ」でも好評を得ている、ブルーノート東京にもスピーカーを提供している「田口音響研究所」のスピーカーと、フィレンツェに本社と自社工場を置く「パワーソフト社」のパワーアンプを使った独自の音響システムを導入する。

■「見逃した映画特集 in KYOTO」など特集上映

 オープニングを記念し、「見逃した映画特集 in KYOTO」と題した100本を超える映画を一挙上映する特集や、『ホドロフスキーのサイコマジック』公開を記念した『アレハンドロ・ホドロフスキー監督特集』といった特集上映を開催。オープン後も、「現代アメリカ映画選集」や「カンヌ国際映画祭パルムドール選集」、「鳥肌立つ音響体験映画」など、ユニークな切り口からセレクトされた映画を上映していく。

■アニエスベーの写真展示も

 さらに、「アップリンク京都」のギャラリースペースと、新風館1階のポップアップスペースで連動した写真展「アニエスベー:写真家、アーティストとカーディガンプレッション」も開催される。アニエスベー(agnès b.)のアイコニックなアイテム「カーディガンプレッション」をテーマにした写真作品の展示が行われる。

■施設情報

 アップリンク京都
オープン日:2020年6月11日(木)
※当初2020年4月16日(木)のオープンを予定していたが、延期となった。
住所:京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町 586-2 新風館 地下1階
スクリーン数:4スクリーン
座席数:計215席(スクリーン1 - 73席 / スクリーン2 - 60席 / スクリーン3 - 44席 / スクリーン4 - 38席)

■オープニング特集上映

・「見逃した映画特集 in KYOTO」 2020年6月12日(金)~9月10日(木)
・『ホドロフスキーのサイコマジック』公開記念:アレハンドロ・ホドロフスキー監督特集 6月12日(金)~7月30日(木)
・「アップリンク配給傑作選」6月11日(木)

■オープニング作品

『衝動ー世界で唯一のダンサオーラ』 (監督:エミリオ・ベルモンテ/出演:ロシオ・モリーナ) 6月11日(木)~
『コロンバス』 ( 監督:コゴナダ/出演:ジョン・チョウ) 6月11日(木)~
『劇場版 ごん – GON, THE LITTLE FOX –』(監督・脚本・美術・木彫・アニメート:八代健志)6月11日(木)~
『栄光のマイヨジョーヌ』 (監督 :ダン・ジョーンズ、 マーカス・コブレディック 出演:エステバン・チャベス) 6月11日(木)~

■写真展「アニエスベー:写真家、アーティストとカーディガンプレッション / …des photographes…des artistes et le cardigan pression」(すべて日程未定)

会場:1階ポップアップスペース、地下1階「アップリンク京都」内ギャラリースペース

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