店舗などで使用の 「飛まつ防止シート」 、消防が火災の注意喚起
2020年6月1日 18:05
新型コロナウイルスの感染防止のため、店員と客を隔てる樹脂シートや樹脂板を設置する店舗は少なくないが、こういったシートが原因となる火災が発生しているとして、消防が注意を呼びかけている(NHK、読売新聞)。
大阪のショッピングセンターで、客が購入しようとしたライターを試しに点火したところ、レジカウンターに設置された透明シートに引火する事故が発生したという。この事故ではシートが燃えただけで済んだようだが、消防が実験を行なったところ、2種類のシートで簡単に引火することが確認されたという。
店舗や大型の建物内では、カーテンについては燃えにくい材質のものを使用するよう消防法で規定されているが、こういった飛沫防止用シートの材質については規制などはない。また、設置方法によっては出火時に火災報知器が煙を検知できなかったり、スプリンクラーからの散水が遮られる可能性もあるとのことで、材質や設置方法については注意が必要だという。