NISAも対応のキンカブとは? 100円から手軽に株式投資を始めよう
2020年5月24日 18:10
SMBC日興証券で取り扱う「キンカブ」は、100円以上100円単位で金額を指定して、株式を売買できるサービスだ。その特徴は、初心者でも株式投資がしやすい点である。サービスのメリットと注意点を確認し、株式投資をスタートしよう。
【こちらも】連続増配銘柄は有事に強い? 新型コロナ発生後の値動きを考える
●メリット1: 少額から株式投資ができる
キンカブのメリットは、100円から株式への投資ができる点だ。通常、株式は単元株単位で取引される。例えば、1株5,000円で単元株が100株の銘柄の場合、最低50万円の資金が必要だ。しかし、キンカブを利用すれば単元株を気にすることなく、100円から投資ができるようになる。
またキンカブは、定期定額売買の設定もできるため、少額ずつ投資資産を増やせる積立投資も可能だ。
●メリット2: コストを抑えた運用を目指せる
キンカブで売買した株式は、NISA口座でも保有できる。NISAを利用すれば、運用で得た利益にかかる税金が非課税になるため、運用コストの削減が図れる。また、キンカブは100万円以下の買付手数料が無料のため、手数料の面でもコストを低く抑えられるだろう。
●メリット3: 購入できる金融商品の種類が多い
キンカブの投資対象は、東京証券取引所第1部および第2部・マザーズ・JASDAQに上場する株式・ETF・REITのうち、SMBC日興証券が選定する銘柄だ。1月末日時点における対象銘柄数は、3,760銘柄に上る。投資できる銘柄が多いため、独自のポートフォリオによる分散投資を狙うのもよいだろう。
●メリット4: 配当も受け取れる
キンカブで買い付けた株式の配当金は、持分数量に応じて受け取れる。単元株以上の株数を持っている必要はない。一方、株主優待は単元株以上を保有していないと受け取れない。ただし、買い増しにより単元株を超えれば、株主優待を受け取れるようになる。
●キンカブの注意点
注意点は、売買価格の設定が一般的な株取引と異なる点だ。キンカブでは、前場もしくは後場の「始値」が適用される。一般的な株取引で利用される、「指値注文」や「成行注文」による売買ができない点は知っておこう。
●キンカブを利用して、投資初心者も株式投資を楽しもう
キンカブは、少額から株式投資ができるサービスだ。金額指定で購入できるなど初心者でも始めやすいだけでなく、NISAでの取引が可能なことや、配当が受け取れるといったメリットもある。株式投資を検討している人は、キンカブで少しずつ初めてはいかがだろうか。(記事:yamamoto・記事一覧を見る)