多くの英語学習本の中から自分にぴったりの学習法を見つけ出すには?
2020年5月18日 07:28
英語学習系の書籍には、文法書などの参考書やTOEICなどの問題集のほかに、「私はこうやって英語を習得した」という類の個人の体験を綴った書籍も多数ある。どれも参考になりそうと思いつつも、あまりにも数が多いので何が自分の参考になるのか迷ってしまうこともあるだろう。
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もし最初の本選びで迷ってしまった場合は、自分と似た環境で、同じような目標を持って勉強してきた人を探し出し、その人の勉強法をとことん真似てみるのがおすすめだ。
■これと思った著者のやり方をとことん真似る
英語学習の体験談系の書籍は数多くあるが、それらはもちろん著者自身が試してうまくいった方法のみ記されている。その著者の方法が自分に適しているとは限らない。
だからといって、まったく役に立たない本というのもほとんどないだろう。ある程度のレベルまで英語をマスターした人がやった学習法には共通する部分が多数あり、少なくとも書籍化されているものには、「絶対に参考にならないだろう」というような、的外れなものはないと言ってもよいぐらいだ。
ただ、個々の学習法、トレーニング方法には、個人の適性もあれば相性や好みもある。膨大な数のなかから自分にぴったりの方法を見つけるのは、そう簡単ではない。目にした方法を片っ端から試すというのはあまりに非効率的だ。
では、どうするかと言うと、本屋やネットの試し読みで本をぱらぱら見て、気になった本はどんな著者かということまでチェックする。それで、「この人の環境は自分と似ているな」とか、「この人のようになりたいな」とか、とにかく少しでも「いいな」と思ったりピンときたりした人のやり方を真似ると決めてしまうのだ。この際、一度真似ると決めたらとことんまで真似してみることが大切だ。
■自分の学習法を確立するために
もちろん真似するなかで、自分に向いている学習法もあれば、あまりしっくりこない部分も出てくるだろう。そこまでやってそう思ったのなら、その部分はやめて、別の気になる人の方法を取り入れてみよう。
自分に最適の英語学習法とは、最終的には自分自身で確立するしかない。ただ、それをゼロから模索していくのは非常に効率が悪く、また、膨大な時間もかかる。それだけの手間と労力をかけるぐらいなら、先達の知恵が詰まった書籍からヒントを得る方がはるかに有益だろう。ただ、本選びにはあまり時間をかけすぎないように注意したいということだ。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る)