英語の日常会話に"必ず"出てくる、知っておくべきfiller 7つ 後編
2020年5月8日 07:59
fillerとは言葉のスキマを埋めるフレーズで、それ自体は特に意味のない言葉のことだ。日本語でいえば「え~」「まぁ~」「あの~」にあたるフレーズである。前回に引き続き残りの4つを紹介していこう。
【こちらも】英語の日常会話に"必ず"出てくる、知っておくべきfiller 7つ 前編
■kind of/sort of
前回同様の例文を用いると、「I'm (kind of/sort of) thinking about rescheduling this event.(今回のイベントは中止にしてもいいかもしれないと思っているんだが。)」のようになる。
kind of/sort ofは「~の種類」というように学校の授業では習った人が多いのではないだろうか。ここではfillerとして使われており非常に頻繁に用いられる。
またこのフレーズは物事を柔らかく提案したり、断定することを避けたい場合等にも用いられる。上の例文であれば「~してもいいかもしれないと思っているんだけど~」の部分である。しばしば「kinda/sorta」と発音され、かなり頻繁に使われる。このフレーズが出てきたらまずfillerだと思ってよい。
■well
wellはしばしば「まぁ」と訳される。知っている人も多いかもしれない。基本的に文頭に置かれることが多く「Well, I'm thinking about rescheduling this evet.」のように使われる。
多くの場合、wellは相手の質問に回答する時や、会話の中で話しを切り出す際に使われる為、最初にwellと置くことで相手に自分の回答を聞く準備をしてもらうことができる。
■so
soもwellと同様文頭に置かれる。日本語では「それで~」「だから、~」「つまり~」等に訳され接続詞的な用法で使用される。
例えば「So I'm thinking abou~(つまり、それで、だから~と思っている)」のような使用方法だ。英会話に慣れている人であれば耳慣れたフレーズではないだろうか。また「So you're thinking about rescheduling this event.」のように、相手の見解を要約したい時にも使われる。
■or something
このフレーズは文の最後に用いられ、例えば「Why don't you go to the gym or something?(ジムに通うとかしてみたら?)」のように使われる。or somethingを使うことで表現を柔らかくしている。日本語の「~とか」にあたる為、日本語と同様にかなり頻繁に使われていることが想像できるだろう。
以上、前後編にわたりfiller 7つを紹介してきたが、fillerは頭を英語脳にするには非常に効果がある。なぜならfillerや感嘆詞(oh等)といった意味のない言葉は、とっさに出てくるものであり、頭の中でいちいち訳さないからだ。
日本語と同様に、あまり使いすぎると聞き苦しくなる為、その点は気を付けたいところだが、とっさに言葉が出てこないことも多いはず。初めのうちは是非積極的に使っていただきたい。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)