ベトナム政府、新型コロナ対策のため中国政府機関にサイバー攻撃か
2020年4月28日 08:06
ベトナム政府がコロナウイルスによる新型肺炎(COVID-19)対策のため、中国政府機関へのサイバー攻撃を試みていたという話が出ている(QUARTZ、Register、New York Times)。
セキュリティ企業FireEyeがブログで公表した調査結果によると、ベトナム政府とつながりのある「APT32」というハッカー集団が、中国政府の緊急危機管理機関に対しフィッシングメールを送信していたという。このフィッシングメールのタイトルは中国語で書かれており、明確に中国内の組織・人物をターゲットにしていたそうだ。
攻撃が最初に確認されたのは1月6日で、このメールを開くとその旨が送信者に通知されるようなコードが含まれており、その後このメールを開いた人物をターゲットにマルウェアが送信されていたという。