三菱自、「ミラージュ」を大幅改良 ダイナミックシールド顔に
2020年4月19日 17:15
三菱自動車工業は16日、世界戦略車であるミラージュのフロント・リヤデザインを一新し、全国の系列販売会社で販売を開始した。メーカー希望小売価格は、143万2,200~156万9,700円(消費税込)。
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■大幅改良の目玉はフロント・リヤデザインの一新
三菱のデザインコンセプトであるダイナミックシールドが、ミラージュにも導入された。以前の優しめのフロントフェイスからエッジの効いたフロントフェイスへと変貌を遂げた。フロントグリルもGグレードはレッドアクセント、Mグレードはクロームアクセントとグレードによって配色を分けている。
ヘッドランプ形状も変わり、GグレードにはLEDヘッドランプと日中の被視認性を高めるLEDデイタイムランニングランプ(DRL)、Mグレードにはハロゲンヘッドランプが採用されている。リヤコンビネーションランプはL字型を採用することでワイド感を表現。こちらはグレードによる違いはない。
ボディカラーは全8色を用意している。中でもサンドイエローメタリックは、すでに発売されている「eKクロス」でも好評を得ている。イエローながらも比較的落ち着いている色の部類に入るので、今回も好評を得るボディカラーになりそうだ。
■インテリアは大きな変更はなし
今回の改良でインテリアに大きな変更はないが、新デザインのメーターパネルと、パワーウインドウスイッチパネルがカーボン調に変わったことなどがあげられる。シートは生地がアクセントカラーを加えたものになり、遊び心があるものになった。シート色はGグレードがブラック、Mグレードがライトグレーを採用。
■先進予防安全技術はサポカーSワイドへ
三菱の先進予防安全技術である三菱e-Assistは、サポカーSワイドに該当する仕様となった。具体的には、衝突被害軽減ブレーキシステム(FCM)、誤発進抑制機能(前進時)、車線逸脱警報システム(LDW)、オートマチックハイビーム(AHB)がG、Mグレードともに標準装備となっている。これに加え、Gグレードは車速を一定にコントロールできるクルーズコントロールが採用された。
その他の装備としては、ヘッドランプの切り忘れを防ぐためランプスイッチからOFFポジションをなくした仕様とした。また、ワイパーには雨の量によって作動速度が変化する雨滴感応オートワイパーを採用。これにより、ユーザー自身の操作が減り、負担軽減へとつながるだろう。(記事:キーパー・記事一覧を見る)