投資初心者が投資信託を買うなら、銀行窓口とネット証券どちらがいい?

2020年4月10日 16:57

 「貯蓄から投資へ」。日本政府が打ち立てたスローガンをきっかけに、投資をする人が増加し始めてから久しい。特に最近になり、金融商品の中で注目を浴びているのが投資信託だ。投資信託の購入を検討している読者もいるだろう。

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 だが、ここで1つ問題がある。どこで購入するのがいいか、ということだ。今回は購入検討先として、頻繁に引き合いに出される銀行窓口とネット証券を比較する。

■投資信託を銀行窓口で買うメリットとデメリット

 銀行窓口で投資信託を購入するメリットは、安心感を得られることだ。投資について右も左もわからない投資初心者が、投資用の口座を開設し、購入商品を決めるには不安がつきまとう。銀行窓口なら、行員というお金のプロが、投資手順を指南してくれるため心強い。人生計画と一緒に、投資プランを考えてくれるお金の相談サービスも銀行の強みだ。

 ただし、手数料が高いというデメリットもある。銀行窓口では、行員がアドバイザーとして接客する。人件費や店舗維持費など、金融商品売買以外の費用がかさむことが大きな理由だ。

■投資信託をネット証券で買うメリットとデメリット

 ネット証券での投資信託購入については、最初にデメリットから説明する。そのデメリットとは、アドバイザーがいないことだ。銀行のように接客してくれる人がいないので、全て自分でやるか、身近にいる人に教えを乞うしかない。

 一方で、ネット証券は手数料が圧倒的に安い。人や店舗を介さず、全てのサービスをネットで完結できるためだ。

 さらに、商品の種類が豊富で、手数料が安い商品もそろっている。コストの低い商品を選べば、より手数料の低い投資を実現できる。

■おすすめはネット証券!投資信託は手数料がカギ

 投資初心者にとって、いきなり全ての手続きを自分でしなければならないネット証券は、難しく感じるかもしれない。しかし、あえて初心者こそネット証券から投資を始めてみてはどうだろうか。理由は、手数料が安いからだ。

 投資を続ける限り、手数料は定期的に払い続けなければならない。たとえ利益を得ていたとしても、手数料の分、目減りする。手数料は、運用成績にじわじわ影響してくる。

 それなら、手数料が安いネット証券の方が、最終的に良い運用成績を収めやすい。アドバイザーの有無に関わらず、投資をするなら最低限の勉強は必須だ。ネット証券で頼れるのは自分1人だけなので、勉強する覚悟にも繋がる。(記事:たけお・記事一覧を見る

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