新型コロナ長期化で自家用車の維持が難しく 乗り切るための方法は
2020年4月1日 12:18
新型コロナウイルスの世界的蔓延が拡大しており、日本でも状況は良いとは言えない。そして個人で所有するクルマも当然経費がかかることから、この先見通しが立たない経済状況の中でクルマの維持に不安を持つ人も少なくないだろう。
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クルマの維持には、当然ガソリンや軽油といった燃料が必要となってくるが、最近の原油価格下落から燃料代はかなり安くなり、普段のクルマの使用には朗報と言っても良いだろう。
しかし、クルマは燃料だけ入れていれば使い続けられるという乗り物ではない。1年に1回の自動車税、2年に1回の車検が訪れる。しかも車検時に故障などがあれば、さらに出費が嵩み、普段でも生活を圧迫することは自動車所有者であればわかっていることであろう。
そんな中、新型コロナウイルスの蔓延で、この先見通しが付かない経済状況となっている。クルマは、地方在住者にとっては、なくてはならない乗り物であるが、この先地方でも仕事が少なくなれば、クルマの維持に赤信号がともることになるだろう。
例えば山梨県では、感染や経済的な打撃で納付が困難な場合、自動車税の納付を原則1年間、猶予することを発表した。しかしこれは、1年後には2年分の自動車税を支払うことになることも念頭に置かなければならない。
都市部ではクルマを所有しないという選択肢も増える中、地方では逆に、かつての1家に1台ではなく、1人1台といった家庭も増えている。当然、クルマの台数が増えれば、台数分だけ経費がかかってくる。
クルマはナンバーが付けば、自動車税と車検が必ずやってくる。そこで、提案として、1家に何台も自動車があるのであれば、クルマの台数を減らすことを考えてみてはどうだろうか。
減らす方法は、売却ではなくナンバーを外す一時抹消登録という方法。これであれば、新型コロナが収束したら、またナンバーを取得してクルマを使用することが出来る。しかもクルマを手元に置いておきながら、税金や車検の心配はない。
クルマを減らすことは不可能という人もいるだろう。しかしよく考えてみてほしい。今襲っているこの状況は、日本経済だけでなく、世界の経済を大きく揺るがす一大事である。
1人1台の生活に慣れてしまうと、たとえ家族でもクルマに同乗して出社することに時間的制約も加わり抵抗を感じる人も少なくないだろう。だが今状況が悪いと感じているなら、迷わず持っているクルマの台数を減らすことを考えたほうが良い。
ナンバーを外しても、収束すればまた自分のクルマにナンバーを取り付けて走らせることが出来るのだから。(記事:小泉嘉史・記事一覧を見る)