運転中は車の窓は少し開けるべき? 車内環境や安全への配慮も大切
2020年3月29日 16:38
運転中に車の窓を開けるべきか悩む人もいるだろう。寒さや暑さを感じるときにエアコンを働かせていると、少しでも早く車内に行き渡るよう、窓を閉め切っている人も多い。一方でエアコンが効きすぎた結果、冷房で寒く、暖房で暑くなってしまうのを嫌がり、窓を開けての換気にこだわる考えもあるだろう。
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結論から言うと、平常時は少しだけ車の窓を開けた方がよい。全開にしてしまうと走行中に軽いものが車外に飛んだり、強い風が気になったりするため、注意が必要だ。だが少しだけ窓を開けることで、適度な換気ができる。
近年は密閉性や遮音性が高く、静かな環境で運転できる車が増えている。しかし、車外からの音が内部に伝わらないと、踏切の警告音や緊急自動車のサイレン、クラクション、警察官が指示する声などが聞こえず、道路交通法違反の対象になる可能性さえある。
特にハンズフリー機能の携帯電話による会話や、オーディオから流れる音楽に夢中になりすぎると、なおさら外部の音が聞こえず、事故などの交通トラブルにいたる可能性もある。このため安全のためには窓を少しだけ開けた方がいいとも言える。
現在は新型コロナウイルスの流行もあり、健康を守るうえでもマスク着用などの予防を行い、常に車内換気ができるように窓を少しだけ開けての運転が望ましい。車内は密閉空間として菌などの逃げ場がないため、換気を促すことでクリーンな環境をキープできる。
ただし雨の日は、車の窓を開けると車内が濡れる可能性もあるため注意が必要だ。ほかの車などによる騒音を気にしたり、排気ガスやゴミ、花粉などが入ってくることが気になる人もいるだろう。車に乗る人の事情にも配慮しながら、窓の開け幅を調節したり、雨の日は窓を開けないと決めることも大切である。
以上のような外的要因への配慮は必要だが、晴れや曇りの日は基本的に車の窓を少しだけ開けることがおすすめだ。ただし車を停めたあとは、車上荒らしなどの犯罪対策として、窓を完全に閉めることをお忘れなく。