コロナで休校、「アウトプット」で差をつけろ!
2020年3月28日 17:46
■在宅学習のカギは「アウトプット」
コロナウィルス禍で休校、自宅学習をしている生徒が多いだろう。そこで、塾、予備校、教材販売会社が無償でサービスを提供している。動画や音声、電子書籍など、小学生から大学受験生まで幅広く開放している。
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スマホ、タブレット、PCで学習している生徒も多いだろう。そこで気をつけなければならないのが、「インプット」のみの学習になってしまうことだ。
■デキル生徒は書いて唱えている
電車の中で、たまに知っている生徒が勉強している姿を目にすることがある。よく見ると、デキル生徒は常に「アウトプット」していることに気がつく。英単語集を見ながら吊革につかまってぶつぶつ唱えている。シートに座って腿に何か書いている。彼ら、彼女らは経験的に「インプット」と並行して「アウトプット」しないとアタマに入らない、ということを知っている。
■怖いのは「つもり学習」
単語集をただ眺めて「勉強したつもり」になる。同様にディスプレイを眺めて「勉強したつもり」になっていないだろうか。せっかく時間を割いて学習に取り組むのなら、「アウトプット」を心がける。効果的な学習には、「アウトプット」が重要だということは、いろいろな研究者たちが言及している。(参考: 記憶の定着には「7:3」が効く! アウトプットで学習効率を上げよう)
■常に「アウトプット」を意識する
ノートにまとめる、チラシの裏になぐり書き、何でもよいので書いて唱えて、書いて唱えて、必ず何かに「アウトプット」する。お子さんが小学生なら、お母さんが相手になってあげるとよいだろう。
「でも、算数、苦手だから」いえいえ、「教える」のではない、「相手をしてあげる」のである。「どうやれば解けるかな?」「ふ~ん、そう解けばいいんだ、ナルホド」と、お子さんに合いの手を入れてあげると、子供は知らず知らずのうちに「アウトプット」していることになる。(記事:大学受験国語のフットプリンツ 谷村長敬・記事一覧を見る)