社会人向け短期語学留学、英語は喋れるようになるのか? そのメリットとは?
2020年3月20日 07:49
語学留学と言うと、学生のものという印象があるかもしれないが、近年はフィリピンなど、1週間程度から始められるビジネスパーソン向けの短期語学留学プランが増えてきている。英語力を伸ばしたいと考えた時に魅力的な語学留学ではあるが、短期間で実際に英語力が伸ばせるのか?というのは気になる所であろう。
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そこで今回は短期語学留学について、英語は喋れるようになるのか、またどんなメリットがあるのか、その2点について見ていきたい。
■短期での英会話力の劇的向上は難しい
いきなり結論から言ってしまうと、個人差もあるが数週間~数カ月といった期間で、劇的な英会話力の向上を目指すことは難しい。ビジネススキルが一朝一夕で身につかないように、英語に関しても実践レベルまで持っていくには時間がかかる。
とは言え、英語がペラペラになれる訳ではない短期語学留学ではあるが、そのメリットも豊富にある。ここからはそのメリットについて紹介したい。
■英語を話すことに抵抗感がなくなる
留学先で毎日英語を話すことで、英語を使ってコミュニケーションをとることに抵抗感がなくなる。日本にいると、英語を話すということが何となく気恥ずかしくなるものだが、日常的に使うことで自然と英会話に取り組めるようになる。
また同時に、日本以外の出身国の人とコミュケーションをとることに、緊張感を持たなくて良くなるという点もメリットとして挙げておきたい。
■自身の英語力の課題が見つかる
語学留学に行った人が必ずと言っていい程ぶつかる課題が、「自身の英語力不足」である。言いたいことが英語で口から出てこない、相手が何と言っているか聞き取れないなど、自身の英語力の至らなさを留学先で思い知らされる。こうした経験をした結果、初めは落ち込むものだが、英語の実運用に関して足りない自身の課題も見えてくる。
英会話フレーズを覚える必要があそりそうだ、発音をやり直した方がいいかもしれない、こうした気づきは実践の英会話の中で強く意識されるものだ。気づきや自身の英語力を再評価する機会を得ることで、その後の英語学習も良い方向へ大きく変わってくる。
■異文化を学べる
短期語学留学で学べるのは、何も言語だけではない。留学先現地の生活習慣や文化、商習慣、考え方の違いなど多くを学ぶことができる。これらの要素は日本にいるだけでは実体験として学ぶことができない。また、バックグラウンドの全く異なる人達と交流することは、個々人の違いを学ぶ良い機会となるので、日本人相手にコミュニケーションをとる際にも役立つ経験となる。
ここまで3点ほど短期語学留学のメリットを話してきたが、ここでは書ききれないメリットが語学留学にはまだまだある。最近では1週間程度の短期間から始められる語学留学も数多くあるので、長期休暇などを利用してぜひ挑戦してみて欲しい。(記事:佐藤辰則・記事一覧を見る)