ファクトタム、2020年春夏コレクション発表 英国グラストンベリー・フェスティバルから着想

2020年3月18日 07:27

 ファクトタム(FACTOTUM)の2020年春夏コレクションが発表された。テーマは「Empathy and harmony」。

■英国のロックフェス「グラストンベリー・フェスティバル」に着想

 今シーズンのインスピレーション源になったのは、1970年代に端を発するイギリスの野外ロックフェスティバル「グラストンベリー・フェスティバル」。デヴィッド・ボウイやオアシス、ボブ・ディラン、ポール・マッカートニー、ザ・ローリング・ストーンズなど歴史に名を残す有名アーティストが参加してきた伝統的なフェスティバルだ。

 今季はそんな「グラストンベリー・フェスティバル」が始まった70年代のヒッピースタイルと、ブランドが得意とするミリタリー、トラッドスタイルを融合させたコレクションを作り上げている。

■ヒッピーを彷彿とさせるタイダイやデニム

 ヒッピーを象徴するタイダイ柄は、フロリダの染色工場で職人の手により一つひとつ染め上げたコットンTシャツなどに採用。ゆったりとしたワイドフィットシャツにも、サイケデリックな総柄をあしらっている。ファクトタムこだわりのデニム素材を使ったジーンズにもややフレアなシルエットの新モデルが登場し、自由を謳ったヒッピーたちのスタイルと重なり合う。

■イギリス軍のウェアをベースに

 今季のミリタリースタイルは「グラストンベリー・フェスティバル」の舞台であるイギリスの軍服をベースに。60年代イギリス陸軍のトレンチコートをベースにしたAラインシルエットのコートは、アジャスターベルトやケープバックなどクラシックかつ機能的なディテールを再現したこだわりのアイテムだ。

また今シーズンは、全アイテムをオリジナルの生地で仕立ており、このコートにはエジプト・ギザ地区で生まれる最高級コットン、フィンクス綿を採用。一つひとつ丁寧に手摘みされた良質なコットンを用いて、ハリと光沢感を備えた独特の風合いのファブリックを作り上げた。

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