トヨタ、34年の時をこえてよみがえった“BLACK LIMITED”を冠す86を発売
2020年3月17日 06:26
トヨタは12日、スバルと共同開発をしたスポーツカー「86」の特別仕様車GT“BLACK LIMITED”を設定し販売すると発表した。販売台数は86台となっており、内訳はマニュアル車、オートマチック車がそれぞれ43台。
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■商談方法はウェブのみ
申込期間は3月12日から4月16日までの約1カ月間。発売は5月21日で、抽選制となっているため、当選者のみ購入が可能だ。商談方法はウェブ申し込みのみ。
申し込み後、4月24日に当選者は001番から086番までの番号、キャンセル待ちの人は087番から250番までが付与されメールが送られる。なお、落選した場合にもメールがくる。
当選者はメール受信から1週間以内に店舗を選択し、返信。2週間以内に商談開始、3週間以内に成約、その後納車となる。各期限内に手順を踏めなかった場合は、キャンセル待ちに商談権は移ってしまうため注意が必要だ。
■34年の時をこえよみがえった“BLACK LIMITED”
トヨタの中でも名車中の名車がある。それがAE86スプリンタートレノ(愛称はハチロク)だ。80年代に絶大な人気を誇り、マンガ「頭文字D」で主人公藤原拓海の愛車としても有名である。そのハチロクの最後の特別仕様車が、1986年に販売された“BLACK LIMITED”で、34年の時をこえて86の特別仕様車としてよみがえった。
■AE86スプリンタートレノ“BLACK LIMITED”を思わせるカラーリング
今回はGTをベース車両とし、ボディカラーはクリスタルブラックシリカを設定した。フロント、リヤブレーキともに brembo製17インチベンチレーテッドディスクブレーキとし、 bremboブレーキ専用につくられたブロンズ塗装の17インチ専用アルミホイールを採用している。
ほかにも SACHSアブソーバーやリヤスポイラー、フロアアンダーカバー(フロア下・タンク下)を採用することで、AE86スプリンタートレノ“BLACK LIMITED”を想起させるデザインとなった。
インテリアは、ブラックに統一され、助手席前には“BLACK LIMITED”のブロンズカラーの刺繡をあしらった。シート表皮は本革×アルカンターラ。インストルメントパネルオーナメントやメーターバイザーなどに、スエード調のグランリュクスを採用した。
販売店装着オプションで、ブロンズカラーのストライプテープを設定することもできる。
価格は6速マニュアルが351万8,600円、オートマチック車の6-Speed SPDSが358万6,000円。なお、沖縄のみ料金が異なる。(記事:キーパー・記事一覧を見る)