英語力を格段に上達させる三種の神器とは?
2020年3月8日 14:45
メディアの発達やスマートフォンの普及により、数年前と比較して英語学習の環境は格段に良くなっている。英会話のYouTubeチャンネルも、スマートフォンの英語学習アプリも星の数程ある。英語の勉強方法も今や十人十色だ。同時に、選択肢の多さが迷いを生むのも事実である。
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今回は、そんな山ほどある英語学習ツールの中から、三種の神器とも言える3つの英会話上達方法を紹介しよう。
■映画
英語の学習で最もおすすめなのは、今も昔も変わらず映画を観ることである。今更そんな定番をと思うかもしれないが、定番となるにはそれだけの理由ある。
当然ながら映画にはストーリーがある。その状況で使われるフレーズ、単語を覚えることはその言葉の意味だけでなく、微妙なニュアンスや使う場所を同時に習得できる。また、登場人物は日本人に分かるようにとクリアな発音をしない。それがかえって、ナチュラルな英語の発音に触れることができる最高の機会となる。
映画を使っての英語学習のコツは、「自分の好きな映画を観ること」「英語字幕で観る」「同じ映画を何度も観ること」の3つだ。数回目に観るころには、セリフが自然と出てくるようになるだろう。
■雑誌
2つ目のおすすめは雑誌を読むこと。只、ここですすめるのは英語の雑誌であれば何でもいいのではなく、インタビューが掲載されている雑誌である。
前回のコラムでは「文字を読むな」と謳っているが、会話する機会がなければ音声を聞くか、文字を読むしかない。そこでインタビューが掲載された雑誌がおすすめなのだ。理由は「会話に近い」からである。そして会話に近い言葉、自然な表現を文字情報としてインプットすることができるのである。
同じように利用できるツールとして、SNSを利用するというのもあるが、インタビューの方がフォーマルな為、特にビジネスパーソンにはおすすめだ。コツはできるだけ自分が好きな著名人のインタビューが掲載されている雑誌を見つけること。興味がある分飲込みも早いだろう。
■音楽
そして3つ目が音楽(もちろん洋楽)である。発音強化には、これに勝るものはないと言えるほど効果的だ。ただ発音の勉強をするよりも、メロディとして覚える方が頭に残るし、音を体得することができる。
また意外に思うかもしれないが、歌詞は基本的に分かりやすい言葉で書かれているものが多い。日本語訳があればフレーズをそのまま覚えて使うことができる。
音楽を使って効率よく勉強するコツは、聞こえた音を歌詞を見ながらそのまま口ずさむこと。これを繰り返すと、徐々に英語の音に慣れ、頭の中で単語やフレーズをカタカナにしなくなる。実はこれが頭を英語脳にする為の重要なポイントなのだ。
以上の3つはいずれも昔からあるもので特段真新しいものではない。が、デジタル世代の今でも非常に有効な方法である。いや、デジタル世代の今だからこそ有効な、まさに三種の神器と言えるだろう。今やスマホ1台にこの3つを入れて持ち歩ける時代なのだから。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)