「ビジネス」以上の英語力保有者、9割超が「仕事で優位に」 エンワールド調査
2020年3月7日 08:30
人材紹介・派遣会社のエンワールド・ジャパンは3日、英語力が仕事・転職に及ぼす影響に関する調査の結果を公表した。ビジネスレベル以上の英語力を持つビジネスパーソンの9割以上が、「仕事で英語が優位に働いたことがある」と回答。さらに約8割以上が転職で英語力が優位に働いたと感じている。
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調査はインターネットを通じて実施され、エンワールドに登録している正社員として働くビジネスパーソン1,122人から回答を得た。なお英語を母国語とする人は調査対象から除外されている。エンワールドはグローバルな人材に特化しており、今回の調査結果は国際的な転職を狙う人には特に興味深いものとなった。
■英語レベル「ビジネス」以上の9割が「仕事で優位に働いた」
「仕事で英語力が優位に働いたことがあるか」という質問に対して、上級者の96%、ビジネスレベルの91%が「ある」と答えた。中級(日常会話レベル)70%、初級(挨拶レベル)41%を大きく引き離している。
「ある」と答えた人に尋ねた優位に働いた点(複数回答)は、「コミュニケーションが円滑になる」が最も多かった。「職務や職責などの範囲が広がる」、「上司や同僚の協力が得やすい」が続いてあげられた。英語力が対人関係ばかりでなく業務の内容にまで影響することが見て取れる。
■英語レベル「ビジネス」以上の約8割が「転職で優位に働いた」
「転職で英語力が優位に働いたことがあるか」との質問には、上級者で88%、ビジネスレベルで79%が「ある」と回答。中級51%、初級24%に大きく差をつけている。転職で優位に働くにはビジネスレベル以上の英語力が望ましいことがわかる。
具体的に優位に働いた点は、「仕事(またはキャリア)の選択肢が広がった」、「採用の選考を通過しやすかった」が並んだ。
■英語力があると選考に優位
書類審査・面接を含む選考については、ビジネスレベルで68%、中級者でも54%が通過しやすくなったと答えている。中級レベルの英語力でも、転職活動で選考を通過しやすくなる可能性があることに注目したい。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る)