明治神宮で芸術・文化のイベント「神宮の杜芸術祝祭」名和晃平による“牡鹿”の彫刻など野外彫刻展も

2020年3月6日 21:43

 明治神宮は、日本人の自然観を体現した芸術と文化のフェスティバル「神宮の杜芸術祝祭」を2020年3月20日(金)から2021年3月31日(火)までの期間、開催する。

■明治神宮で芸術×文化のフェスティバル

 「神宮の杜芸術祝祭」の開催期間中は、年間を通して明治神宮の内苑・外苑にて様々な展覧会やイベントを開催する。自然の中で芸術を楽しめる野外彫刻展や美術展、神宮周辺で発展した現代文化の企画展などを楽しめる。

■神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」

 「神宮の杜芸術祝祭」のオープニングイベントとして、神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」を2020年3月20日(金・祝)から2020年12月13日(日)まで開催。内苑の各所に、名和晃平の牡鹿モチーフの彫刻作品《White Deer (Oshika)》や三沢厚彦の《Animal 2012-01》といった立体作品が登場する。まるで神宮の森の中に繁る木々と呼応しているかのように、芸術作品の数々がひっそりと佇んでいる。

■百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」

 また、2020年6月12日(金)から9月30日(水)までは、明治神宮ミュージアムにて百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」を開催。

現代アーティストらが、明治神宮やその鎮守の杜に思いを寄せ、自然や暮らしを対象に畏怖と尊敬、情熱を込めて制作した作品を中心に展示する。屏風、掛け軸、衝立、扇面といった日本古来の様式に則って表現された作品が並ぶ。扇面形の絵画作品は、注目の現代アーティスト約30人が手がけた大作だ。

■彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」

 2020年7月15日(水)から宝物殿で開催される展示の、彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」では、明治以降の日本近代美術から現代美術までの彫刻・立体の系譜にフォーカス。近代・現代彫刻に大きな影響を与えた明治期の彫刻家・平櫛田中から、世界で活躍する彫刻家・名和晃平に至るまで、幅広く日本の彫刻・立体美術の系譜をたどっていく。

【詳細】
神宮の杜芸術祝祭
開催期間:2020年3月20日(金)~2021年3月31日(火)
場所:明治神宮
住所:東京都渋谷区代々木神園町1−1

■神宮の杜 野外彫刻展「天空海闊(てんくうかいかつ)」

会期:2020年3月20日(金・祝)〜2020年12月13日(日) ※会期中無休
時間:明治神宮の開門・閉門時間に準じる
会場:明治神宮 内苑各所
入場:無料
出展作家:國安孝昌、名和晃平、船井美佐、松山智一、三沢厚彦

■百年の杜のアート「紫幹翠葉(しかんすいよう)」

会期:2020年6月12日(金)〜9月30日(水)
会場:明治神宮ミュージアム

■彫刻の系譜―平櫛田中から名和晃平まで「気韻生動(きいんせいどう)」

会期:2020年7月15日(水)〜10月11日(日)
会場:宝物殿

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