アニメ映画『君は彼方』池袋が舞台の青春ファンタジー、主演・松本穂香で描くオリジナルストーリー
2020年3月6日 08:54
アニメ映画『君は彼方』が、2020年秋より、TOHOシネマズ池袋ほか全国の劇場で公開される。
■池袋が舞台の青春ファンタジー
オリジナル長編アニメーション映画『君は彼方』は、東京・池袋を舞台に物語が展開する青春ファンタジー。劇中には、池袋ではお馴染みの待ち合わせスポット“いけふくろう”なども登場し、芸術、映画、そしてマンガ・アニメーションの街として新しさの中に、どこか懐かしいレトロな部分も持ち合わせる街の様子が描かれる。
解禁となったビジュアルには、昼と夜の世界に浮かぶキャラクターを背に、反転する池袋の街並みが描かれており、どのようなストーリーが繰り広げられるのか、期待が高まる。
■ストーリー
澪(みお)は幼馴染の新(あらた)の事が気になっているが、気持ちを伝えられず微妙な関係を続けていた。ある日、些細な友人の言葉をきっかけに2人はケンカをしてしまう。澪は何とか仲直りをしようと雨の中を新の元へ向かう途中、交通事故に遭ってしまった。意識を取り戻した澪が目を開けると、そこには見たこともない不思議な世界が広がっていた。
■主人公・澪に松本穂香
主人公の澪を演じるのは、NHK連続テレビ小説「ひよっこ」で頭角を現し、2020年も『酔うと化け物になる父がつらい』『みをつくし料理帖』と2本の映画作品で主演を務める実力派女優・松本穂香。松本がアニメ映画で主演を務めるのは今回が初となる。
演じる澪というキャラクターについて松本は「なかなか自分の気持ちを素直に伝えることができず、どこかごまかしながら生きている女の子。伝えることの難しさ、正直に生きることの大変さ、そういうものは私も、澪に共感できるような気がします」と語っている。
■幼馴染・新に瀬戸利樹
主人公の幼馴染の新には、若手俳優の登竜門「仮面ライダーエグゼイド」で仮面ライダーブレイブ役を演じた瀬戸利樹を抜擢。映画『チア男子!!』『カイジ ファイナルゲーム』『シグナル 100』と話題作への出演が続く注目の若手俳優が、声優に初挑戦する。
瀬戸は、新というキャラクターについて「新は真っ直ぐで言葉を素直に受け止められない事があったりする澪の幼なじみ。僕とは真っ直ぐなとこは凄く似てるなぁと思いました」とコメントした。
■監督・脚本・原作はマルチに活躍する瀬名快伸
監督・脚本・原作は、長編劇場アニメーション作品を手掛けるのは今回が初めてとなる瀬名快伸。第10回山形国際ムービーフェスティバル2014にて短編アニメーション作品『奇魂侍』で山形県知事賞を授賞し、アニメーションの国際映画祭である仏・アヌシー国際映画祭でも大きな反響を得た経験を持つ。
監督・脚本だけでなく、マンガの執筆を行い、アニメ『刹界エイトレイド』では主人公の声優も担当。マルチな才能で活躍する新進気鋭監督が、どのような世界観を作り上げるのか、注目したい。
【詳細】
映画『君は彼方』
公開時期:2020年秋
出演:松本穂香、瀬戸利樹
監督・脚本:瀬名快伸
原作:瀬名快伸
制作:デジタルネットワークアニメーション
企画:CUCURI
配給:ラビットハウス、エレファントハウス