部屋が汚い子供は成績が悪い? 勉強のできる部屋の整え方
2020年3月5日 07:14
成績が悪い子供の多くが、自分の部屋が汚いという。しかし、自分の部屋を整える習慣が1度ついてしまえば、勉強することへの抵抗も低くなり、子供の集中力も増す。
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というのも、部屋が整理されていないと、宿題をやろうとするだけでカバンや机をひっくり返し床の上を探し回らないといけない。目当ての問題集を見つけるだけで一苦労、時間も手間もかかる上、精神的にもイライラしてくる。勉強する前に疲れ切って集中力も落ち、当然やる気も出ない。
どうすれば、子供が勉強にすぐに取り掛かれるような部屋になるだろうか。
■何が、どこにあるのかがすぐに分かるように
まず最初に、余計な物を出さないことを徹底させる。すぐ使う物以外は、物置やクローゼットにしまい込むのだ。部屋で目に入るのは、良く使う物のみ。そして、床には何も置かない。これは、必要な物がどこにあるのかを明確にするためだ。
以後、部屋に持ち込んだ物もすべて「すぐに使うか、使わないか」で分けるようにする。「すぐに使わない」と決めた物は、その場で目のつかない所にしまい込む。
さらに教科書や書籍は大まかに置き場所を決めておく。教科ごとなどに細かく分けず、「学校の教科書」「塾の参考書」など大ざっぱでよい。細かすぎると、すぐに面倒になる。
無駄に増えがちの文房具も、通常使う物以外は全部しまう。良く使う物だけをひとまとめにして、ケースなどに入れておく。お気に入りを探す手間が省けるだけではなく、掃除もしやすい。
■子供主体でやらせることが、長続きのコツ
毎日行うルールとして、3つだけは守らせる。1、床に物を置かない。2、脱ぎ捨てた衣類は1日1回は回収して洗濯場へ。3、学校のカバンの中身は全部出す。
朝、または夜寝る前にチェックする習慣にすれば、負担にならず長く続きやすい。
とはいえ、子供がその気にならないと習慣にはならない。子供をやる気にするには、勉強のことは口にせず、きれいな部屋を作るための「相談」という形を取ればよい。その上で「ルール」を提案し、最終的に子供が納得するようにするのだ。
この習慣が身につくと、勉強をする敷居が低くなる。宿題を始める前の「大捜索」が無くなり、疲れにくくなるので集中力も増す。さらに、この習慣は決断力や問題解決能力、さらには自立心さえ養うことが出来る。折角の長い春休み、子供部屋を整える習慣を作ろう。