多様性の時代に活躍する人は留学から育つ

2020年3月4日 07:28

 昭和の時代から現在を比べると、様々な価値観や生き方が見直されるようになった。多様性の時代になったという言葉は随分と前から聞かれているが、その傾向はまだまだ加速していくだろう。

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 様々な生き方が尊重される一方で、新たに台頭してくる価値観に柔軟に対応することができなければ、時代に取り残されていってしまう。この新時代に最も重要な柔軟さを育むのにふさわしいのは、留学経験なのである。

■柔軟さがなければ生きづらくなっていく時代

 社会の中で活躍する女性が増えてきたり、様々な形での性別のあり方が見直されるようになってきた。日本は諸外国と比べると多様性に関してはやや遅れをとっているが、人々の考え方や制度が見直されるのも時間の問題だ。

 SNSの普及により多様な生き方が発信され、多様性の時代と言われる流れはさらに加速していくことだろう。

 そんな中、古い価値観や固定概念に囚われて生きていく人はどんどんと生きづらくなっていく。新たな技術や制度の導入により、より楽に生きることができるにも関わらず、変わらず苦しい生活を自分に強いてしまう。

 仕事においても新たな価値観の台頭によりビジネスチャンスが生まれようとしていても、それを逃してしまうだろう。時代の流れが加速する中で、新たな価値観に柔軟に対応する力は必須のスキルなのである。

■今や留学で身につけるべき力は語学力ではない

 留学へ行く目的や成果を、語学力に設定する時代はもはや終わったと言える。英語系Youtuberやカナダ政府観光局大使として活躍するAK-EnglishのAkaneさんは、帰国子女でなければ留学経験もない。彼女は訛りのない綺麗な英語を、国内にいながら独学で身につけている。

 独学ではなくても、英語力なら国内でも英会話やテキストなどを利用して安く身につけることは十分可能なのである。

 しかし英語力以外でも、今の時代だからこそ高額の費用を出して留学へ行く意義は高まっていると言える。それこそ多様な価値観を受け入れる柔軟さを身につけるのに、最も適しているからである。

 家族や知り合い全てから離れて自分を見つめ直しつつ、日本での常識や価値観が通用しない文化圏で生活をする。それは時に大きなストレスを伴うが、それを克服した後には他人の常識に囚われない柔軟な思考が身についているだろう。

■留学を成功させるために

 とはいえ、留学へ行けば誰でも簡単に柔軟さを身につけられる訳ではない。ストレスを克服する強さや、新しいものに挑戦する勇気がなければ難しいだろう。

 留学を成功させるために最も重要なのは、十分な資金を準備していくことだ。そうすることでレストランで知らない料理を試してみたり、ガイドブックに載ってない地へ行くなど、精神的・経済的余裕が生まれるのである。(記事:双風サキ・記事一覧を見る

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