東武鉄道、浅草とスカイツリー間の高架下に商業施設 4月オープンへ
2020年2月29日 20:02
東武鉄道は、東武スカイツリーラインの浅草駅・とうきょうスカイツリー駅間の鉄道高架下に、商業施設「東京ミズマチ」ウエストゾーンを4月17日に開業する。また隅田川に歩道橋「すみだリバーウォーク」を4月13日に開通させる。水辺をにぎわいのある空間に変え、回遊性を高めるのが狙いで、東京ミズマチイーストゾーンは6月以降、順次開業する予定。
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東京ミズマチは、東京都墨田区向島の鉄道高架下を利用した商業施設で、すみだリバーウォークと、とうきょうスカイツリー駅間の北十間川沿いに位置する。延べ床面積は3,554平方メートル。ウエストゾーン、イーストゾーンとも7区画あり、物販や飲食の12店舗とホステル、墨田区の産業支援施設が入居する。
主な店舗は米国ニューヨークで行列を作るレストランの「ジャックス・ワイフ・フリーダ」、地元の和菓子店「いちや」、クラフトビールの「日本橋ブリュワリー」など7店がウエストゾーン、浅草橋に本店を構えるタイ料理の「スマイルタイランド」、スポーツ複合施設の「レイテストスポーツ」など5店とホステル、産業支援施設がイーストゾーンに入る。
すみだリバーウォークは、隅田川をまたいで墨田区向島と台東区花川戸を結ぶ延長約160メートル、幅2.5メートル。東武鉄道の鉄道橋南側に位置し、午前7時から午後10時まで歩行者と手押しの自転車に限定して通行できる。
開通初日の4月13日には、墨田区の隅田公園ですみだリバーウォークの開通記念式典が、墨田区と東武鉄道の合同で開催され、テープカットや橋の渡り初めなどのイベントが予定されている。
墨田区と東武鉄道は北十間川沿いのにぎわいを南北に広げる観光回遊路整備事業を進めており、東京ミズマチとすみだリバーウォークがその役割を果たすことを期待している。(記事:高田泰・記事一覧を見る)