2019年のApple Watch販売台数、スイスの時計業界全体を上回る
2020年2月25日 18:24
Anonymous Coward曰く、
2015年に登場して早数年、ちょくちょく見かけるようになった「Apple Watch」だが、調査会社の分析によれば2019年の販売数が3070万個に達し、ついにスイスの時計業界全体の販売数を上回るようになったという(CNN、GIGAZINE、Forbes、Slashdot)。
Apple Watchの販売数は2018年の2250万個から前年比36%増という大きな伸びを示しており、スマートウォッチ市場全体の47.9%のシェアを占めた。一方で、時計産業の中心地として知られるスイスの時計業界全体の販売数は前年比13%減の2110万個と落ち込み、ついにApple Watch単独でこれを大きく上回る事になった。
ただしこの分析に対しては「Apple Watchは買い替え需要の影響がある」「スイス時計の平均価格はApple Watchの2倍である」としてまだまだスイスの時計産業の地位が失われたわけではないとの声もある。一方で、スイス製腕時計は過去のものとなり、ファッションアクセサリーや好事家向けのアイテムに転落するとの見方もされている。果たして腕時計はこの先生きのこるのだろうか?