TOEIC600点を最短で取るための勉強法 おすすめの書籍は?

2020年2月10日 15:02

 TOEIC(リスニング&リーディング)の点数が、会社の昇進要項に盛り込まれていたり、転職活動を有利に進めるためなど、できるだけ上げたいと考えている人は多くいるだろう。そうした人の中には、英語が元々得意という人もいるかもしれないが、大多数は仕事が忙しくて英語学習ができない、英語が好きではない、という場合ではないだろうか。

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 そこで今回は、なるべく英語の勉強に時間をかけたくない、短期間でTOEICの点数を上げたいという人向けに、最短ルートで600点を取るための方法を紹介したい。

■英会話の勉強は後回しにする

 TOEIC600点を最短ルートで獲得するにあたっては、極論になるが、英会話の勉強は不要と言ってもいい。英会話の勉強は、もちろんあなたの英語力アップという観点では様々な良い効果を与えてくれるのだが、TOEICの点数をすぐに上げたいといった場合には、遠回りになってしまうケースが多い。

 英会話の学習では多くの英会話フレーズや言い回しを覚えることになるが、この英会話学習で学ぶフレーズや言い回しと、TOEICで出題されるそれが必ずしも全て一致するという訳ではない。TOEICはビジネス偏重のテストであるため、日常英会話や旅行英会話を学ぶ効果が薄くなる。

 またTOEICでは、配点の半分がリーディングに割り当てられているが、英会話の練習による効果がリーディングパートで活きづらいということもある。リーディング力をつけるためには、リーディングをおこなうことが一番の近道であり、英会話で補うのは難しい。

 こうした理由があるため、TOEICの点数を上げたければ英会話の勉強でなくTOEIC対策をおこなうべきなのである。

■TOEIC対策に集中する

 TOEICに特化した対策をおこなうにあたっては、TOEIC対策の専用書籍を使うことが有効だ。下記にそのおすすめ本(シリーズ)を紹介する。

・公式TOEIC Listening & Reading 問題集
・TOEIC TEST 特急シリーズ
・TOEIC L&Rテスト 直前の技術

それぞれ簡単にその内容を紹介したい。

 「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、TOEICのテスト開発機関であるEducational Testing Serviceが、実際のテストと同じプロセスで制作した問題集である。そのため、この問題集を繰り返し解くことで、TOEIC本番で必要なリスニング力とリーディング力を身につけられる。

 「TOEIC TEST 特急シリーズ」はリスニングや文法、単語などTOEICに出てくる様々な要素を項目ごとにコンパクトにまとめたシリーズ物の書籍である。書籍はサイズもコンパクトなので、持ち歩いて隙間時間に勉強するといった方法に最適だ。

 「TOEIC L&Rテスト 直前の技術」は、11日間という短期間でTOEICの点数を伸ばすためのノウハウが凝縮されている。TOEICはそのテスト出題傾向に対する知識の有無だけで点数が変わってくるという面もあるため、こういった対策書を一冊取り組むことは効果的だ。

 TOEICの点数を上げたいと考えた場合、いずれにしても英語学習に時間を割かなければいけないが、勉強効率を上げることでその時間を減らすことはできる。日々の仕事をこなしながら英語を勉強するというのは非常に大変なことであるため、本記事で紹介した内容を参考にぜひその負担を少しでも減らして欲しい。(記事:佐藤辰則・記事一覧を見る

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