訪日外国人客が好きなコンビニ、台湾人はローソン、ベトナム人はファミマ
2020年1月19日 07:20
アジアで日本好きのためのコミュニティサイト「FUN!JAPAN」を運営するファンジャパンコミュニケーションズが、台湾やベトナムなどアジア7つの国と地域で日本の好きなコンビニエンスストアについて調べたところ、台湾人はローソン、ベトナム人はファミリーマートだったことが分かった。
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調査は2019年11~12月に「FUN!JAPAN」読者に対し、オンラインで実施、台湾、ベトナムに加え、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、インドの合計7つの国と地域から2,453人が回答した。
それによると、日本のコンビニの認知度を国と地域別で見たところ、最大手のセブン-イレブンが72~98%、ファミリーマートが53~99%と高い数字を示した。ローソンはインドとベトナムで50%に満たなかったものの、その他の5つの国と地域では53~91%が認知していた。
それぞれの国と地域で、利用したことのあるコンビニうち最も好きなものを尋ねたところ、セブン-イレブンがタイ44%、インドネシア55%、インド53%の3カ国でトップを占めた。ファミリーマートは香港44%、マレーシア60%、ベトナム45%の3つの国と地域で最も支持を集めている。ローソンは台湾で54%を集め、トップに立った。
タイではセブン-イレブン、マレーシアではファミリーマートの店舗が最も多く、それが結果に反映したとみられる。インドネシアは過去にセブン-イレブンの店舗があり、ベトナムはファミリーマートが最も早く進出したことから、ファンジャパンコミュニケーションズは親近感を持っているのではないかと分析している。
台湾にはローソンが出店していないが、日本にしかないということで、訪日リピーターが多い台湾人の支持を集めた。香港にもファミリーマートは出店していないが、香港人の間でなぜか「ファミチキ」が大人気で、日本を訪れるたびに購入に立ち寄る人もいるそうだ。(記事:高田泰・記事一覧を見る)