イディオムを制するものは、ビジネス英会話を制す! 絶対に役立つイディオムTop5
2020年1月18日 19:51
単語それぞれの意味はわかるのに、文章になるとどうも意味がわからない、という経験をしたことはないだろうか。その場合、もしかすると、イディオム(慣用句)が使われているのかもしれない。
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イディオムとは、2つ以上の単語の組み合わせからなる、「慣用句」と呼ばれるものだ。
イディオムがむずかしいのは、「put off(延期する) 」のように、「put(~を置く)」「off(離れて)」という2つ以上の単語がつながると、まったく違う意味に変化してしまうところにある。
実際のビジネス英会話で、ネイティブはとにかく頻繁にイディオムを使う。しかし残念なことに、我々が学校でイディオムを習うことはほとんどない。だから多くの人は、それがイディオムかどうかを判断できないのだ。
今回、ビジネス現場で絶対役に立つイディオムを5つ紹介していくので、イディオムに興味を持つきっかけになってくれれば幸いだ。
■ビジネスでネイティブがよく使う、 お役立ちイディオムTop5
紹介するイディオムは、「どうしてそういう意味になるの?」と疑問に思うものばかりかもしれないが、あまり深く考えずに丸ごと覚えてしまおう。
●1.「a piece of cake」
意味:とても簡単
例文:How was the promotion exam? 「昇進試験はどうだった?」
It’s a piece of cake. 「楽勝だったよ」
●2.「beat around the bush」
意味:遠まわしに言う
例文:Stop beating around the bush. 「回りくどい言い方はやめてくれ」
What’s your point? 「何が言いたいの?」
●3.「get down to business」
意味:~に取り掛かる
例文:Ok! Let’s get down to business 「よし!それじゃ仕事に取り掛かろう」
●4.「call it a day」
意味:(その日の仕事など)を終わりにする
例文:You look a little tired. 「少し疲れて見えるね」
You’d better call it a day. 「もう仕事は終わりにした方がいいんじゃない」
●5.「up in the air」
意味:まだ決まっていない
例文:Have you decided to make a contract with the company? 「その会社と契約するかどうか決めたの?」
No,it’s still up in the air. 「いや、まだ未定のままなんだよ」
どうだろうか。上記の文は、イディオムを知らなければ、まったく意味がわからないはずだ。
イディオムはとにかくよく使われる表現なので、もし、ある程度基本的な英単語を覚えたならば、積極的に取り組んでみたらどうだろう。いつの間にか、ネイティブの言っていることをスラスラと理解できている自分に、きっとびっくりするに違いない。(記事:長谷川カオル・記事一覧を見る)