東京国立近代美術館「美術館の春まつり」川合玉堂など“花”を描いた日本画を特集展示

2020年1月18日 17:12

 東京国立近代美術館では、桜をはじめ“花”を描いた作品の特集展示などを楽しめる「美術館の春まつり」を、2020年3月17日(火)から4月5日(日)まで開催する。

 見どころは、所蔵作品展「MOMAT コレクション」の1室に集結する“花”の作品の数々。桜を描いた重要文化財・川合玉堂《行く春》を年に一度だけこの期間に公開するともに、奈良吉野の桜が咲き広がる菊池芳文《小雨ふる吉野》、しだれ桜をはじめ40種類を超える桜を描いた跡見玉枝《桜花図巻》、船田玉樹《花の夕》など、花を描いた8点を展示する。

 ほかにも「MOMAT コレクション」には、菱田春草などの日本画、安井曽太郎などの洋画、ポール・セザンヌやパウル・クレーなどの海外作品が並ぶ。3フロアにわたる約200点の作品から、花を描いた作品を探しつつ鑑賞するのも良いだろう。

 また、美術館前庭には床几台によるお休み処を用意。皇居・千鳥ヶ淵を彩る桜散策とともに、お花見弁当や甘酒しるこ、スパークリングワインなどを楽しめる。

 なお同期間には、企画展「ピーター・ドイグ展」やコレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」も開催される。こちらもあわせて訪れてみては。

【詳細】
美術館の春まつり
期間:2020年3月17日(火)〜4月5日(日)
場所:東京国立近代美術館
住所:東京都千代田区北の丸公園3-1
開館時間:10:00〜17:00(金・土は20:00まで) ※いずれも入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(ただし春まつり期間中の3月30日は開館)

■展覧会概要

・所蔵作品展「MOMAT コレクション」
会期:2002年2月11日(火・祝)〜6月14日(日) ※3月1日(日)、4月5日(日)、5月3日(日)、6月7日(日)は無料観覧日
会場:東京国立近代美術館 4〜2F 所蔵品ギャラリー
観覧料:一般 500円、大学生 250円 / 金曜・土曜の17:00〜 一般 300円、大学生 150円
※高校生以下および18歳未満、65歳以上、障害者手帳の所持者とその付添者1名は無料
※所蔵作品展入館当日に限り、コレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」も観覧可
※花の作品の特集は4月12日(日)まで
・企画展「ピーター・ドイグ展」
会期:2020年2月26日(水)〜6月14日(日)
会場:東京国立近代美術館 1F 企画展ギャラリー
・コレクションによる小企画「北脇昇 一粒の種に宇宙を視る」
会期:2月11日(火・祝)〜6月14日(日)
会場:東京国立近代美術館 2F ギャラリー4

【問い合わせ先】
東京国立近代美術館
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)

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