「令和の家電三種の神器」はテレビ(4K/8K)と冷蔵庫、ロボット掃除機
2020年1月9日 18:31
パナソニックが8日発表した「家電のトレンドや需要とテレビの使用」に関する調査によると、「令和の家電三種の神器」はテレビ(4K/8K)と冷蔵庫、ロボット掃除機であることがわかった。かつて電気冷蔵庫、電気洗濯機、テレビ(白黒)を「3種の神器」と呼んだ頃があったが、時代が変わっても技術革新を背景に高性能になった生活必需品への根強い人気がうかがえる。
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調査は2019年12月、男女600人を対象にインターネットで行われた。まず「令和の家電三種の神器」として思い浮かべるものとの問いには、テレビ(4K/8K)と答えた人のわりあいが45%とトップ。全世代で1位を占めており、新4K8K衛星放送に対する関心の高さを示した。2位は冷蔵庫が37%、3位はロボット掃除機で27%。いずれも共働き世帯の増加などが背景にあると、調査では分析している。
次に「最近購入を検討している家電」の1位は前問と同じくテレビ(4K/8K)で、20代と30代が各20%と若い人の比率が高い一方で、60代でも25%と比較的高い比率だった。2位は冷蔵庫、3位にはエアコンが入った。
「テレビの使用頻度」は、75%の人が「毎日見ている」と回答。「毎日ではないが見ている」人を加えると90%にのぼった。「なくてはならない家電」については(1)冷蔵庫95%(2)電子レンジ94%(3)炊飯器87%と食関連が占めた。反対に「必需品でない家電を買う」理由としては「生活を豊かにするため」をあげる回答がトップだった。
【新4K8K衛星放送】
2018年12月から放送が始まった。現行のハイビジョン放送に比べ、4Kは4倍、8Kは16倍画素数が多く、大画面でも高画質の画像を楽しめる。新聞のテレビ欄では、4K、8Kのマークがついている。放送サービス高度化推進協会のまとめによると、この放送を見ることができる機器の台数は、放送の始まった18年12月末の45万台から19年11月末には270万台に達している。(記事:澄・記事一覧を見る)