実用的な英語を習得するには最低でも2500時間 どうやって達成するか?

2019年12月18日 20:07

 同志社大学の稲垣俊史教授が書いた論文「How Long Does It Take for Japanese Speakers to Learn English」によれば、日本人が実用的な英語を習得する(TOIEC800点程度)には、最低でも2,200時間~2,500時間かかるという。

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 日本人にとって英語は、言語的に異質で、ヨーロッパ人と比べると習得には6倍以上の時間と労力を要する。これは、日本語と英語が言語的にもかなり遠い存在であるからと言われているからだ。

 例えば、日本語は、主語(私は)目的語(ご飯を)動詞(食べる)となる。しかし、英語のほうは、主語(I)動詞(eat)目的語(rice)の語順で動詞が先に来る。言語距離が近く文法も比較的似ている韓国語などは、日本語をベースに会話をする事が出来るが、英語はそれが出来ない。

 言語距離に関するデータは数字にも表れており、EF EPI英語能力指数2019年版によれば、日本は53位(低い英語能力)である。対して、ヨーロッパ諸国(ドイツ、スウェーデン、ノルウェー、デンマークなど)は上位10位(非常に高い英語能力)を占めている。

 習得時間は2,000時間以上とあるが、現実的に多くの社会人が、これを達するまでに挫折してしまう。というのは、英会話スクールに通うだけでは時間が足りないのである。英会話スクール(1レッスン40分)を週2回通ったとしても、2,000時間到達するには最低25年以上かかる。

 2,000時間を2年で達成するのであれば、1日3時間程度は、何かしら英語に触れている必要がある。ほとんどの社会人が社内で英語を使っていない限り、これを達成するのはかなり厳しい。

 2,000時間をなるべく早く達成するには、デジタルツールの活用が必須だ。オンライン英会話を使えば1回30分500円程度で受講が可能である。

 朝起きて20分勉強、電車の通勤時間往復1時間をリスニングや語彙を覚える時間に使う。そのほか、スキマ時間30分を英語の学習時間に活用すれば2時間は出来なくもない。さらに、オンライン英会話を30分の所1時間などに増やせば目的を達成できる可能性も高まる。

 もし、英語に沢山触れる機会がないビジネスパーソンは、5日~1週間程度の留学をするのもありだ。留学をする事で、持っている知識をアウトプットできるようになり、自分のレベルも測る事ができる。

 海外に行く必要もなく、国内でも留学プログラムも充実しているのでそれを英語学習プログラムの中の一つとして、検討してみるもどうだろうか。

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