大阪大学、土に還るIoTデバイスを開発
2019年12月11日 17:06
大阪大学が、生分解性の素材を使用したIoTデバイスを開発した。使用後の回収が不要であるため、災害時などに大量に設置するといった用途に向いているという(日経xTECH、@IT、大阪大学の発表)。
このデバイスはセルロースナノファイバー(CNF)を素材とした「ナノペーパー」などで構成されている。金属なども使われているがその量は微量で、総体積の95%以上が微生物の働きによって分解されるという。
実験ではMHz帯での無線発信に成功したとのこと。ただ、現在は湿度センサーのみしか実装されておらず、電源やアンテナも別途必要になるため、すぐに実用化できるという段階ではないようだ。