あなたがTOEICのリスニング問題を全然聞き取れない3つの理由
2019年12月9日 11:56
ビジネスパーソンが転職、昇給に利用するTOEIC。問題数が多いリーディング問題に目がいきがちになるが、実はリスニング問題が全然聞き取れないという人も多い。「ほとんどの問題を勘でマークしている」「確信を持って正解と言える問題が少ない」そんな人はいないだろうか。
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それは主に、
・語彙力が足りない
・耳が英語に慣れていない
・リスニングの勉強法を知らない
この3つの理由がある。当然のことだと思うかもしれないが、意外とこれらに気づかずテストに臨んでしまっている人が多い。あなたもどれかに当てはまっていないだろうか。
●語彙力が足りない
リスニング問題に対しても語彙力は大きく関係している。音を聞き取れたとしても、意味が分からなければ文意を読み取ることはできない。例えば「Should I book the venue?」と音声が流れたとき、「book」が「予約する」という意味を持っていることを知らなければ、文意が読み取れなくなってしまう。ボキャブラリーの知識はリスニングにも影響しているのだ。
TOEICの単語は繰り返し出題されるものが多い。まずはTOEICに特化した単語帳を利用して、繰り返し暗記していくことが大切だ。その際に注意したいのが発音も覚えること。単語を見て意味がわかることに加え、音を聞いただけでも単語の意味が思い浮かぶようにしておくことが必要だ。
●耳が英語に慣れていない
リスニング問題が聞き取れない人の多くは、耳が英語の音に慣れていない。日常のほとんどで日本語を聞いている私たちは、耳に入ってくる音を日本語として捉えようとしてしまう。まずは、英語の音を英語として聞く練習が必要である。
これを解決するには、たくさんの英語を聞くしかない。当たり前に思うかもしれないが、これができている人は少ない。毎日英語の音声を聞く、聞き取れない音が出てきたらスクリプトを確認して、もう一度聞く。たくさんの英語を聞いているうちに、TOEICのリスニング問題が少しずつ理解できるようになってくるはずだ。
●リスニングの勉強法を知らない
適切なリスニングの勉強法が分からなければ、一向にスコアは上がらない。ではどのような勉強法を選べばいいのだろうか。向き不向きはあるが、シャドーイングは一度試していただきたい。流れてくる音声を追っていくように、自分も発声していくトレーニング方法だ。
シャドーイングのメリットは、自分が聞き取れていない音が明確にわかること。普通に音声を聞いていると、理解できていないのに聞き流してしまうことがある。しかしシャドーイングなら、聞き取れない箇所は発声できないので、聞き逃した音がよく分かる。聞き取れなかった箇所はスクリプトを見て繰り返し聞いていく。すると、聞き取れる音が以前に比べ増えていくことに気づくだろう。
TOEICは日本で信頼されている英語試験のひとつだ。ハイスコアが獲得できれば、転職や昇給に活かせる可能性が高い。リスニングのスコアが伸び悩んでいる人は、紹介した3つのポイントを意識してみていただきたい。