臨海副都心の再開発「有明ガーデン」東京湾岸エリア最大級商業施設や劇場型ホール
2019年12月1日 08:38
住友不動産は、東京湾岸エリア最大店舗数を誇る200店超の大型商業施設を核とする、臨海副都心の大規模複合開発「有明ガーデン」を発表。2020年4月より順次開業する予定だ。
■臨海副都心・湾岸エリアが進化する大規模複合開発「有明ガーデン」
「有明ガーデン」は、東京湾岸エリア最大店舗数を誇る200店超の大型商業施設を核とし、国内最大約8,000人収容の劇場型ホールや、劇団四季専用劇場、大規模な温浴施設を備えたハイグレードホテル、総戸数1,500戸超のトリプルタワーマンションなどで構成する大規模複合開発。
有明地区に“新たな賑わい創出機能”と“地域利便機能”をもたらす新拠点を目指すとともに、周囲の各集客施設や先行発展する台場、豊洲などの街との相互補完によって、臨海副都心・湾岸エリアを進化させる。
■位置するのは、都内最大の開発面積を誇る臨海副都心エリア
場所は臨海副都心、江東区有明北3-1地区。1995年に最後の副都心として指定され、更に特定都市再生緊急整備地域、アジアヘッドクォーター特区指定地域にも位置する場所だ。開発該当地区は、約10.7haの都内最大の開発面積を誇る。
なお、周辺の湾岸エリアでは、2020年のその先を見据えて、有明を中心に国際展示場の拡張、有明アリーナなどの各スポーツ施設、世界最大屋内型ミニチュアテーマパークといった商業・エンターテイメント施設が次々と開業を予定している。
■“カラフル×ワンダフル×ハートフル”がテーマ
「有明ガーデン」のコンセプトは、“カラフル(多彩)×ワンダフル(感動、ライブ感)×ハートフル(寛ぎ、癒し、優しさ)”。
カラフルが指すのは、多彩な過ごし方を提案する商業施設や複合施設、イベントスペースなど。そしてワンダフルは、ライブ感を提供する劇場型ホールや劇団四季専用劇場、ハートフルは、寛ぎや癒しの部分を充実させるハイグレードホテルや大規模温浴施設、緑豊かな公園、1,500戸超のトリプルタワーマンションのことを指す。
本記事では3つのテーマに沿って、「有明ガーデン」街区内のみどころを紹介していく。
■<カラフル>東京湾岸エリア最大の200店舗超が集結する大型商業施設
テーマのひとつである“カラフル”の核となるのが、人々が集い賑わう場となる200店舗超の大型商業施設「住友不動産 ショッピングシティ 有明ガーデン」だ。
1階は、地域に住む人々に向けたデイリーサポート機能を充実させ、2階は来街者を迎えるフロアとして大型ビジョンを擁するセンタースクエアを中心に、アパレル・食物販・雑貨などのショップ、3階は湾岸ならではのアクティブスポーツなどのアウトドア、スポーツ用品や生活雑貨の店舗を集積する。
また、4階は都内最大級約180 ㎡のスペースを有するキッズ専用の遊び場とキッズ系専門店を完備。5階は光・音・水・映像の演出が楽しめる、緑豊かな噴水付屋外テラスを囲ったダイニングフロアを完備し、レストランや大型フードコートなども設ける予定だ。
敷地内に配した全11ヵ所、総面積23,000㎡声のイベントスペースでは、音楽イベントやフリーマーケット、ワークショップ、四季のイベントなどを実施していく予定。何度来ても楽しい、体感・感動できる場所を目指す。
■<ワンダフル>約8,000人収容の巨大劇場型ホール
テーマの2つ目“ワンダフル”の核となるのが、4層の客席フロアで構成され、最大収容約8,000人のキャパシティを備える国内最大の劇場型ホール。大迫力のライブイベントから、国際会議まで対応可能だ。
ステージから最も離れた席でも約54mの離隔距離となり、どの席からもステージが見やすい立体的な構造としているため、他の同規模ホールと比べ、よりアーティストと近く、臨場感と迫力のあるライブを楽しめる。
また、待合となるホワイエは天井高最高4mの開放的な空間となっており、煩わしい荷物を預けられるよう、約4,000個のロッカーも設備されているので、心ゆくまでイベントに没入できる。
■<ワンダフル>有明四季劇、『ライオンキング』ロングラン公演を継承
“ワンダフル”のもうひとつの核となるのが、劇団四季専用劇場「有明四季劇場」。2021年4月に開設予定の同劇場では、約1,200の客席を完備しており、21周年を迎えるミュージカル「ライオンキング」を上映する。
■<ハートフル>全749室のハイグレードホテル
“ハートフル”の面を支えるひとつ目の施設は、「住友不動産 ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 東京有明」。都心部や首都圏、羽田空港などへのスムーズなアクセス至便を誇る、総客室数749室の大規模ハイグレードホテルだ。
おひとり様から、家族、団体の利用まで幅広いニーズに対応するダブル、ツインルーム、トリプル、フォースルーム、和洋室など、全11タイプの客室を用意。ホール、貸会議室、サービスアパートメント、レストランも備える。
■<ハートフル>露天風呂付き温浴施設「泉天空の湯 有明ガーデン」
24時間営業、早朝から深夜まで楽しめる「泉天空の湯 有明ガーデン」も“ハートフル”を支える重要な施設。都内最大級約3,000 ㎡の広さを誇る露天風呂付き温浴施設で、ホテル宿泊者はもちろん、地域居住者や来訪者も気軽に癒しの時間を過ごすことができる。
施設内には、日替わり湯、炭酸泉の内湯、寝転び湯など5種の内湯、女性専用ジャグジーを設置した露天風呂、5種の岩盤浴を設ける。また、女性専用の休憩室、クールルーム、 サウナ・エステ・アカスリなど充実した各種サービスのほか、レストランも併設する。
■<ハートフル>緑に囲まれる「有明ガーデンパーク」「約450mの街路樹」
四季を感じる40種以上の草花樹木に彩られた合計約38,000㎡もの緑化エリアも完備し、全体を「緑のガーデン」として演出。ここでは、自然を感じながらの散歩、家族や友人とのゆったりピクニックなど、緑に囲まれる癒しの時間を過ごすことができる。
また、ガーデンパーク内の約2,300㎡の広大な芝生広場はイベントスペースとしても活用していく予定だ。
■<ハートフル>1,500戸超のトリプルタワーマンション「シティタワーズ東京ベイ」
東京・銀座など都心部から5km圏内の至近距離に位置する街区南側には、総戸数1,539邸の大規模免震トリプルタワーマンションが誕生。アクセスが便利なだけでなく、「有明ガーデン」内の商業施設、芸術・文化発信を行うホール、劇場、心と体を癒してくれる温浴施設などが身近に揃うタワーマンションとなる。
なお、マンション敷地内には定員280名、0~5歳の入園が可能な「(仮称)武蔵野大学付属有明こども園(幼保連携型認定こども園)」の開業も2020年春に予定している。
■周辺アクセスよりも便利に
2020年度には、環状2号線を通過する先進バス高速輸送システムが開通予定。新橋、虎ノ門などへ更に充実したアクセスが確保されることとなる。さらに、周辺では、羽田空港アクセス線の臨海部ルート接続計画や中央区の地下鉄新構想といったインフラ整備も検討されている。
【概要】
有明ガーデン
開業予定:2020年4月より順次オープン
住所:東京都江東区有明2丁目1
交通:ゆりかもめ「有明」駅徒歩2分、東京臨海高速鉄道 りんかい線「国際展示場」駅徒歩4分
敷地面積:約107,000㎡
延床面積:全体:333,500㎡(マンション街区約161,000㎡、商業街区:約172,500㎡)
用途地域第一種住居地域/準防火地域
■規模構造
商業棟:地上5階、地下1階建て/S造、一部RC造、SRC造
商業別棟:地上6階、地下1階建て/S造、一部RC造、SRC造
ホテル棟:地上16階、地下1階建て/S造、一部RC造、SRC造
ホール棟:地上5階、地下1階建て/S造、一部RC造、SRC造
住宅棟:
<WEST TOWER>地上32階、地下1階、塔屋2階建て/RC造
<CENTRAL TOWER>地上33階、塔屋2階建て/RC造
<EAST TOWER>地上33階、塔屋2階建て/RC造
主な用途:商業、ホテル、サービスアパートメント、多目的ホール、劇場ほか
店舗面積:約40,000㎡
店舗数約200店舗
駐車場:約1,900台(マンション付帯を除く)