「WEST EXPRESS 銀河」、2020年5月8日より運行開始

2019年11月22日 18:17

 yasuchiyo曰く、

 西日本旅客鉄道(JR西日本)は11月20日、以前から準備を進めている新たな長距離列車「WEST EXPRESS銀河」を2020年5月8日より運行を開始すると発表した。(プレスリリース乗りものニュース

 5月から9月までは京都・大阪-出雲市の夜行特急、10月から2021年3月までは大阪-下関の昼行特急として、いずれも週2往復程度運行する予定。料金は現行の特急料金・グリーン料金と同額となるが、グリーン個室のみ個室料金を新規設定、きっぷはJR西日本の予約サイト「e5489」や駅のみどりの窓口、旅行会社の窓口で購入できる。

 5月からの関西~山陰方面(夜行特急列車)については運転時刻の概要も発表された。下り出雲市行きは京都を21時頃出発し、新大阪、大阪、三ノ宮、神戸、西明石、姫路、生山、米子、安来、松江、玉造温泉、宍道に停車して9時半頃出雲市に到着、上りは大阪行きとなり、出雲市を16時頃出発して宍道、玉造温泉、松江、安来、米子、根雨、備中高梁、神戸、三ノ宮に停車して6時頃大阪に到着する。

 11月の定例社長会見によると、この列車は「トワイライト エクスプレス 瑞風」のような高額のパッケージ旅行を提供する列車ではなく、自由な行程で乗車できる。また、多様な旅の楽しみを提供するため、沿線の魅力ある特産品の販売や伝統芸能の披露など、車内外での様々なおもてなしを実施する予定という。

 パッケージではなく普通の旅程に組み込めるということは、東京方面から〈トワイライト出雲〉と新幹線+〈WEST EXPRESS銀河〉の組み合わせで往復するような楽しみ方もできそう。また10月からの山陽行きは昼行となるので、より短区間利用でも使えるものになりそうだ。これは「新たな」と言いつつ昔ながらの列車旅行復活への挑戦なのかもしれない。

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