高額な情報商材を読んでも、副業はうまくいかない!
2019年11月22日 08:44
これから副業を始めようと考えている人も多くいるだろうが、そのときに高額な情報商材を買おうとしてはいけない。なぜなら、高額な情報商材を介して利益を得られるのはその商材の売り手だけで、副業を始めようとする人に何らメリットがないからだ。
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■数万円・数十万円の商材中身は、市販の本で十分得られる知識
高額な情報商材を売っているネット上の発信者は多くいるが、すぐにその情報に飛びついてはいけない。多くの場合、その分野のことを大して調べもせずに楽して稼ごうとしている人をカモにしようとするものばかりだ。
「Youtube攻略の方法」や「月●万円を稼ぐための方法」などの内容で、noteというプラットフォームを介して販売しているものが多い。現在こうしたプラットフォームを使うことで気軽に個人が自分の書いた文章・情報商材を販売できるようになった。しかし、その金額をある程度自由につけられてしまうが故に、それだけの価値のない情報を高額に売ることもできてしまう。
高額な情報商材のほとんどは、千円程度で購入できる市販の良質な本の内容を切り貼りして構築したようなものが多く、それだけの金額をはたいて購入するようなレベルのものではない。しかし、素人がそのような商材を読むととても価値があるようにみせている。情報の格差をうまく利用した悪質な商法なのだ。
■金額に騙されず、市場価格の感覚を身に着けよう
どうしてそのような高額な商品にもかかわらず、購入する人が増えているのかというと、購入させるまでの魅せ方が非常に巧妙だからだ。販売者の周りには協力者が多数おり、その者が「とてもためになった」「この情報は購入しないと損ですよ!」などとたきつけており、あたかも価値の十分ある商品のようにみせている。
しかし、本当にこの情報商材をもとに副業で稼いだ人はおらず、現実問題その情報だけで成功できるとは思えないというものが多く出回っている。このように、個人だけで値付けして売ることができるような商材は、本当に市場価格として適切なのかを買い手がしっかり判断しないといけない。こうした悪質な副業商材がはびこらないようにするためには、買い手側の適切な判断も重要となってくるだろう。(記事:後藤遼太・記事一覧を見る)