滋賀県大津市の競輪場跡、複合商業施設「ブランチ大津京」として11月29日開業
2019年11月16日 20:33
滋賀県大津市二本松の大津びわこ競輪場跡地が11月29日、複合商業施設の「ブランチ大津京」となってグランドオープンする。大和ハウスグループの大和リースが14日、明らかにしたもので、公園の中の商業施設として市民の憩いの場所になることも目指す。
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ブランチ大津京は、約6万5,000平方メートルの敷地内にスポーツエリアの近江神宮外苑公園と、鉄骨2階建て2棟、鉄骨平屋建て7棟の商業施設が整備された。商業施設の延べ床面積は9棟合計で約2万5,000平方メートル。約760台分の有料駐車場も確保している。
商業施設に入居するのは42店(オープン時は29店)。スーパーの「マックスバリュ」、ドラッグストアの「チャーリー」、ファッションの「ユニクロ」、靴の「ABCマート」、インテリアの「ニトリ」など有名店のほか、公園を利用した市民が休憩できるカフェや飲食店、幅広い世代が体を動かせるアウトドア・フィットネス関連店が入り、地域交流スペース、託児機能付きオフィススペースも設けられる。
公園は広さ約1万5,000平方メートル。全面に天然芝を敷き、サッカーなどができるようにした。3人制プロバスケットボール「ニンジャエアーズ」のコートも整備され、プロチームの試合を開催する。
大津びわこ競輪場跡地は大津市が2017年、公募型プロポーザル方式で民間の活用提案を募集し、「公園の中の商業施設」という構想を打ち出した大和リースの提案が採用された。大和リースは地域コミュニティの形成、生涯スポーツの推進と健康支援、未来を担う子どもへの教育支援、新規ビジネスと女性雇用の推進という4つのテーマを計画に込めている。公園は大和リースが大津市に寄贈し、大津市が管理する。(記事:高田泰・記事一覧を見る)