ホンダ、5ナンバーミニバン「フリード」大規模マイチェン 「CROSSTAR」追加

2019年10月24日 09:42

 ホンダは、5ナンバーサイズのコンパクトミニバン「FREED(フリード)」「FREED+(フリードプラス)」をマイナーチェンジした。フリードは、居住性と使い勝手の良さを兼ね備えた“ちょうどいい”クルマとして幅広いユーザーの支持を得てきたモデルだ。今回、内外装デザインを刷新するとともに、クロスオーバースタイルの新グレード「FREED CROSSTAR(クロスター)」を追加して発売する。

 フリードは5ナンバー枠に収まる扱いやすいコンパクトサイズながら、広い室内空間と多彩なシートアレンジを実現した使い勝手の良さが大きな特徴だ。

 今回のマイナーモデルチェンジでは、フリードらしい「親しみやすさ」を継承しながら、より洗練されたデザインへ進化した。また、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全タイプに標準装備、新たに後方誤発進抑制機能を追加した。また、クロスオーバースタイルのエクステリアデザインの新グレード、クロスターを追加するなど、さまざまな領域で商品の魅力をよりアップさせたという。

 ノーマルグレードのエクステリアにおける変更点は、フロントまわりでフード、グリル、バンパーやロアグリルの形状変更を実施、精悍で落ち着きのあるシンプルなスタイルに変更した。さらに、アルミホイールのブラック部分をダークグレーに変更することで、より洗練されたデザインを追求した。

 インテリアでは、好評な木目調パネルに、より落ち着きのあるウォールナットのデザインを新たに採用。シート表皮も刷新し、より一層心地よく、くつろぎに満ちたインテリアに仕上げた。

 新たに追加となった新グレード、CROSSTAR(クロスター)は、専用のフロントグリルや前後バンパー、LEDフォグライト、ルーフレール、アルミホイール、専用色のドアアウターハンドルやドアミラーを採用し、アウトドアシーンで映えるクロスオーバースタイルに仕上げた。

 内装でもクロスター専用のプライウッド調パネルを採用。また、専用コンビシートは汚れの目立ちにくいデジタル柄を採用することで、アウトドアの非日常感を表現した。

 安全運転支援システムも充実させた。前述のとおり新世代Honda SENSINGを全タイプに標準装備とし、新たに後方誤発進抑制機能を追加した。また、ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)は、加減速時によりスムーズなフィーリングとなるよう熟成させた。

 マイナーチェンジした新型フリードの価格は、3列シート仕様のFF車が199.76万円から258.39万円、4WD車が239.69万円から279.84万円。同CROSSTARのFF車が238.04万円(ガソリン車)と278.19万円(HV車)、4WD車が261.69万円(ガソリン車)と301.84万円(HV車)。

2列シートのFF車が218.24万円から258.39万円、4WD車が241.89万円から282.04万円。CROSSTARのFF車が240.24万円(ガソリン車)と280.39万円(HV車)、4WD車が263.89万円(ガソリン車)と304.04万円(HV車)。(編集担当:吉田恒)

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