Galaxy S10の指紋認証、登録されていない指紋でも認証してしまう問題
2019年10月20日 14:42
Samsung Galaxy S10では超音波指紋センサーをスクリーン内部に搭載しているが、サードパーティー製のスクリーンプロテクターを使用すると登録されていない指紋でもアンロック可能な問題が発生しているそうだ(Samsungの発表、9to5Googleの記事、The Vergeの記事、BetaNewsの記事)。
この問題を最初に報じたThe Sunの記事によれば、英国の女性がeBayで購入したシリコン製の全面保護ケース(こんな感じのもの)を装着してから指紋を登録したところ、登録していない夫の指でもロックが解除できたという。故障ではないかとSamsungのカスタマーサービスに電話すると、担当者はリモート操作で設定を確認したうえでセキュリティ上の問題を認めたとのこと。Samsungの広報担当者はThe Sunに対し、内部で調査を行っていること、顧客にはSamsungが認定した専用のアクセサリーを使用するよう推奨していることを伝えていた。
Samsungの発表によると、特定のシリコン製スクリーン保護ケースの3Dパターンを超音波指紋センサーが指紋パターンと認識・登録してしまうことが原因だという。つまり、プロテクター装着後に指紋を登録したのが問題のようだ。そのため、Galaxy S10シリーズ/Note10シリーズで同様のケースを使用している場合はスクリーン側のカバーを取り外し、登録済みの指紋をすべて削除して再度登録すること、この問題に対応するパッチを適用するまではカバーの使用を避けることを推奨している。パッチは早ければ来週提供できる見込みとのことだ。