W杯効果でラグビー関連の仕事数急増、5年間で138倍に Indeed調査
2019年10月20日 10:25
Indeed Japanがラグビーなどスポーツに関する仕事の調査結果を発表し、ワールドカップの開催効果もあってラクビー関連の仕事数や仕事検索数が急増したことが分かった。
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■ラグビーの仕事検索数が63倍に
17日、求人サイトなどを運営するIndeed Japanが「スポーツに関する仕事」の調査結果を発表した。これは2014年10月から19年9月までの5年間における各種スポーツに関する仕事検索数、仕事数の推移などを調べたもの。
その中でも大きく伸びているラグビーでは、2014年10月時点における仕事検索数の数値を1としたところ、前回の2015年にイングランドでW杯が開催された時期には、日本チームが強豪国の南アフリカを破るなどして活躍したこともあってか3.6倍になり、現在W杯が日本で開催されていることもあって、19年6月には20.6倍、9月には63.6倍となっている。
■ラグビー仕事数は138倍に
同様にラグビーに関連した仕事数も増加している。こちらも2014年10月を1とすると、2015年10月から微増の傾向が続き、15年11月には4.7倍となった。その後は増減を繰り返していたものの、19年の5月以降に急増し、6月には121.0倍となり、直近では7・8月とわずかに減少した後、9月には138.8倍にまで増加している。
具体的な仕事としては、ラールドカップ会場における運営・受付スタッフの他、ラグビーデータ分析、ショップスタッフ、クラブハウスの調理師など多岐にわたった仕事があるとのこと。
■仕事検索数はテニスを抜いてトップに
同様に他のスポーツ(バスケットボール、テニス、マラソン・ランニング、登山)と比較すると、これま仕事検索数で最も多かったテニスを9月に抜いてラグビーがトップになっている。以下は、テニス、登山、マラソン・ランニング、バスケットボールの順。
ただし、ラグビーほどの急増ではないもののテニスや登山も2017年以降増加ペースにある。また、マラソン・ランニングは横ばい、バスケットボールは微増となっている。
■ラグビー関連の仕事は関東に集中
ラグビーに関する仕事を都道府県別でみると、最も多かったのは東京都の27.2%。ついで、大阪府が21.6%、神奈川県が14.3%、兵庫県が8.7%、愛知県が5.3%、北海道が5.1%、大分県が3.7%、埼玉県が3.5%などとなっている。
一方で仕事の募集地域では、東京都が37.7%、神奈川県が29.8%、埼玉県が14.9%、千葉県が7.7%、静岡県が2.9%、大阪府が1.5%、愛知県が1.2%となっており、関東に多いことが分かる。(記事:県田勢・記事一覧を見る)