Windows 10 19H2は「November 2019 Update」
2019年10月13日 11:48
Microsoftは10日、Windows 10 19H2が完成し、名称が「November 2019 Update」となったことを発表した(Windows Experience Blogの記事、 Neowinの記事、 The Vergeの記事、 On MSFTの記事)。
先日Release Previewリングに配信されたビルド18363.418にはNovember 2019 Updateのすべての新機能とKB4517389のすべての修正が含まれており、Microsoftではこのビルドをファイナルビルドと考えているという。ただし、一般リリースまでに累積更新プログラムが配信されるため、リビジョン(マイナービルド)はこれよりも大きい数字になるとみられる。November 2019 Updateの新機能は、ロック画面でのサードパーティ製デジタルアシスタント利用や、タスクバーのカレンダーフライアウトからのイベント作成など、細かいものが中心だ。
May 2019 Update(バージョン1903)はNovember 2019 Update(バージョン1909)と同じサービシングコンテンツを共有するため、共通の累積更新プログラムパッケージが適用されることになる。つまり、KB4517389を適用したMay 2019 Update(ビルド18362.418)にはビルド18363.418と同じ新機能が無効化された状態で含まれている。そのため、November 2019 Updateへのアップグレードでは新機能を有効化するパッケージがインストールされ、ビルド番号が18362から18363に変更されるとのこと。
November 2019 Updateの完成に伴い、Microsoftでは数週間のうちにスローリングを選択したユーザーを20H1ビルドへ移行することを計画している。現在スローリングで19H2ビルド(ビルド18362.100xxx)を受け取っているユーザーがNovember 2019 Updateのファイナルビルドを受け取るには、Release Previewリングに切り替える必要があるようだ。ただし、Release Previewリングに変更してすぐにファイナルビルドが提供されるわけではなく、今後数週間のうちに提供されるとのことだ。
November 2019 Updateのメジャービルドは8月時点で「18363」に決まっていたようなものだが、Windows Insider Previewでファイナルビルド完成が発表されるのは今回が初めてだ。